自分の髪質に合うものは?ヘアケアのためのシャンプーの種類と選び方

自分の髪質に合うものは?ヘアケアのためのシャンプーの種類と選び方

ノンシリコンシャンプー、オイルシャンプーなど、いろんな流行が次々に起こるシャンプー。
なんとなく選んでそのまま使っていたり、とりあえず新しいものを試しては失敗したり…という方も多いかもしれません。
本当に自分の髪に合った製品を選ぶには、まずシャンプーの種類と特徴を知ることが大事。
それぞれのメリット・デメリットを知って、理想のシャンプーを探してみましょう!

 

高級アルコール系シャンプー

自分の髪質に合うものは?ヘアケアのためのシャンプーの種類と選び方

もっとも一般的なシャンプー。市販のシャンプーの多くがこのタイプです。
この「高級」とは分子中の炭素の数が多いアルコールという意味で、高級品という意味ではありません。大量生産しやすいため、むしろ安価で手に入れやすいのが特徴です。
昔は石油由来の成分を使っていたという話から「石油系」とも呼ばれることがありますが、現代ではほとんどの製品が植物油を原料として作られています。

高級アルコール系は泡立ちがよく洗浄力も高いため、洗いあがりにさっぱりとした爽快感があります。
そのため、頭皮がベタつきやすい人や汗をかきやすい人にオススメです。
逆に、頭皮が乾燥しやすい人は皮脂が落ちすぎてしまったり、刺激に弱い人は肌に合わないことがあります。

主な成分に

  • ラウリル硫酸ナトリウム
  • ラウレス硫酸ナトリウム
  • ラウレス硫酸アンモニウム

などの界面活性剤が含まれているものが高級アルコール系と言えます。

 

石鹸系シャンプー

自分の髪質に合うものは?ヘアケアのためのシャンプーの種類と選び方

石鹸系シャンプーは、動植物油脂を苛性ソーダで反応させてつくった弱アルカリ性のシャンプーです。
石鹸と言われると固形の石鹸を思い出しますが、固形タイプも液体タイプもあります。
昔からの製法をベースに作られていて、生分解性が高く、自然派志向の方にも愛用されています。

洗浄力が高く、低刺激なのが特徴で、頭皮がベタつきやすい人にオススメです。
逆に、乾燥肌の人は合わない場合があります。またカラーが落ちやすいため、髪を染めている人は注意しましょう。
洗った後に髪がキシミやすいので、酸性のリンスなどを使って中和するといいでしょう。

主な成分として

  • 脂肪酸ナトリウム
  • 脂肪酸カリウム
  • ラウリン酸ナトリウム

などの界面活性剤が使用されています。

 

アミノ酸系シャンプー

自分の髪質に合うものは?ヘアケアのためのシャンプーの種類と選び方

アミノ酸系シャンプーは、アミノ酸系の成分でつくられた界面活性剤を使用したシャンプーです。
これまでのシャンプーの種類の中では特に低刺激で、肌の弱い方にも人気です。
他のシャンプーよりも比較的高価なため、通販やヘアサロンで販売されていることが多いタイプです。

適度な洗浄力で、肌や髪を傷つけにくいのが特徴なので、乾燥肌の人や、フケやかゆみが出やすい人などにオススメです。
逆に脂性肌の人は洗髪後にベタつきを感じることがあります。洗浄力が弱めなので、整髪料などを使ったときは汚れが残らないようにしっかり洗いましょう。
また、アミノ酸系の成分は種類が多く、製品によって配合が異なるため、効果に違いが感じられることがあります。

主な成分には

  • グルタミン酸
  • メチルアラニン
  • グリシン
  • サルコシン
  • メチルタウリン

など様々な種類があります。

 

シリコンとノンシリコンの違いは?

自分の髪質に合うものは?ヘアケアのためのシャンプーの種類と選び方

ブームにもなったノンシリコンシャンプー。「シリコン=髪や頭皮に悪い」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実はシリコンは医療や食品の分野でも使われるほど人体にはほぼ無害な物質です。
シャンプーにおけるシリコンの役割は、髪をコーティングしてキューティクルを守ったり、髪の指通りを滑らかにしたりすること。ですので、髪に艶を与えるにはとても効果的です。
一方、髪のボリュームが少ないと感じる人は、ノンシリコンシャンプーがオススメ。シリコンのコーティング作用による重みが無くなるため、フワッと軽い仕上がりになります。
どちらが正解ということはないので、自分の髪質や好みにあった方を選ぶようにしましょう。

 

自分の髪に合ったシャンプーが一番!

自分の髪質に合うものは?ヘアケアのためのシャンプーの種類と選び方

髪や頭皮の質は人によってさまざまなので、どのシャンプーが合うかは一人ひとり異なります。
高級アルコール系+アミノ酸系など複数の成分を合わせた製品も多く販売されていますので、一目で違いを見極めるのなかなか難しいかもしれませんね。
悩んだときは美容師の方に相談しながら試してみましょう。いいシャンプーとの出会いがありますように!