
職場やプライベートでの何気ないコミュニケーションも、笑顔ひとつで印象がガラリと変わりますよね。そんな笑顔をさらに輝かせてくれるのが、歯のホワイトニング。
美しい白い歯がのぞくことで、自信をもって笑えるようになるだけでなく、清潔感を高めたり、表情を明るくみせたりすることができます。
今回は、気になるホワイトニングの種類や施術方法、気をつけたいポイントなどをご紹介します。
ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、歯に付着した「着色汚れ(ステイン)」を除去して、歯を白くする施術やケアのことを指します。
専用の薬剤を塗布して、色素を分解することで歯の色調を明るくするのが一般的な方法です。
そもそも、歯が黄ばむ原因は?
歯の黄ばみにはいくつかの原因が考えられます。
飲食物の色素
飲食物に含まれる色素が歯の表面に蓄積すると、「着色汚れ(ステイン)」となります。
ステインは水に溶けない性質を持っているため、一度歯に定着してしまうと簡単には落ちません。
コーヒーや紅茶、赤ワインなどのポリフェノールが豊富に含まれる飲料をはじめ、カレーやトマトソース、チョコレートなど色の濃い料理も着色汚れの原因になります。
加齢によるエナメル質の変化
歯の一番外側はエナメル質で覆われています。このエナメル質が加齢と共に薄くなることで、内側の象牙質の黄色みが透けやすくなります。
年齢を重ねるうちに、「以前は気にならなかったのに……」と感じるようになるケースも多くみられます。
タバコのヤニ
喫煙によってタバコのヤニ(タール)が歯に付着し、着色汚れの原因になることがあります。
ヤニは非常に粘着力が高く歯に付着しやすいため、喫煙者の方は注意が必要です。
主なホワイトニングの種類
ホワイトニングには主に4つの種類があります。
オフィスホワイトニング
歯科医院で歯科医師や歯科衛生士から施術を受ける方法です。
ホワイトニング用の薬剤を歯の表面に塗布し、レーザーやLEDなどを照射することで歯に付着した色素を分解します。
有資格者が施術するため、漂白効果のある「過酸化水素」を含んだ薬剤を使用することができます。即効性が高く、数回の施術で効果を実感しやすい方法です。
自由診療のため費用が高くなりがちなことに注意しましょう。
ホームホワイトニング
歯科医院で製作したマウスピースと処方された薬剤を使用して、自宅で行う方法です。
何度も歯科に通わずに自分のタイミングでケアできるため、忙しい人でも継続しやすいのがポイント。
オフィスホワイトニングに比べると効果が現れるのに時間がかかるため、すぐに歯を白くしたい人には不向きです。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。
短期間で効果を実感できるうえ、持続性も高く、総合的なホワイトニング効果が期待できます。
注意点としては、通院と自宅ケアを並行して行う必要があるため、単体のホワイトニングよりも経済的負担が大きい場合があります。
セルフホワイトニング
サロンや専門店に行き、スタッフから機器の使い方や施術方法を教わって自分自身で施術を行う方法です。
比較的安価で、短時間で実施できることが多く、気軽に始めることができます。
資格がなくても扱える薬剤を使用するため、他のホワイトニング方法に比べると効果が限定的になる可能性があります。
気を付けたいポイント
ホワイトニングを行ううえで気を付けたいポイントがいくつかあります。
知覚過敏への対策
ホワイトニングを行うと、歯がしみるなど知覚過敏の症状が起こることがあります。
これはホワイトニング用の薬剤を使用することで、一時的に歯の表面の保護膜(ペリクル)が剥がれた状態になり、刺激が伝わりやすくなるためです。
また、虫歯や歯周病があったり、歯ぎしりなどが原因で歯の表面が削れていたりすると、薬剤が歯の内側の象牙質までしみ込んでしまうため、より症状が現れやすくなります。
特に高濃度の薬剤を使用する場合は注意しましょう。
あらかじめ歯科医院で虫歯をチェックしたり、知覚過敏用の歯磨き粉を用意するなど、事前に対策しておくことがおすすめです。
大切なイベントの日程を逆算して
施術によっては複数回受ける必要があるため、ゴールの日程を明確にしてスケジュールを組むのがおすすめ。
特に挙式や撮影が近い人は、余裕を持って取り組むと安心です。
歯の黄ばみを予防するには?
食事習慣の見直し
着色汚れの原因となる色素を食事から完全に取り除くことは難しいため、汚れを軽減するために予防することが大切です。
食後にしっかり歯磨きをすることが特に効果的ですが、難しい場合は水で口をゆすぐだけでも行ってみましょう。食べ物をよく噛んで唾液の分泌を促すことでも色素が沈着しにくい状態にすることができます。
笑顔に自信をつけよう
口元を気にせず、思いっきり笑顔になれると気持ちが明るくなりますよね。
忙しい毎日でもストレスなくケアできるよう、自分に合ったホワイトニング方法を見つけるのがポイントです。
施術内容や費用、通院回数などをじっくり比べて、ぜひあなたにぴったりのプランを探してみてください。