ベルガモットのアロマポットでストレス解消!

アロマテラピーの中でももっとも手軽にできる、「芳香浴」を普段の生活に取り入れてみませんか?

芳香浴とは、精油の香りを鼻から吸引して身体に取り入れる方法。精油の成分を部屋の空気に拡散させて香りを楽しむ芳香浴は、心の状態をよりよい方向へと導いてくれます。忙しい毎日だからこそ、ハーブの力を借りてセルフメンテナンスを図りましょう!

芳香浴とひと口に言っても、方法はさまざま。ハンカチやティッシュに精油を垂らして手軽に楽しむ方法もありますが、今回は専用の器具「アロマポット」を使ったアロマテラピーをご紹介します。

ベルガモットは気持ちを鎮め、緊張をほぐすハーブです

ささいなことで腹を立てたり、心配事に心を悩ませたり…。忙しい毎日を過ごしていると、どうしても平常心を保てないもの。そんなときは、ベルガモットアロマテラピーで心身ともにリラックスしてみましょう。ベルガモットには、神経の高ぶりを鎮め、明るく穏やかな気持ちにさせる働きがあります。フローラルなトーンの甘くフルーティな香りも気分を明るくしてくれます。

<アロマポットの使い方>

上部にあるお皿に8分目まで水を張り、そこに2〜3滴ベルガモットの精油を垂らします。あとはロウソクをセットして、火をつけるだけ。温められた精油から揮発成分が蒸発して飛散し、お部屋いっぱいに精油の香りが広がります。

<注意!!>空だきを避けるために、ときどき差し水をしましょう。また、キャンドルをつけたまま精油を入れると、引火する可能性があるので、精油を入れるときは必ずキャンドルの火を消しましょう。

ベルガモット芳香浴に利用されるほか、そのフルーティな香りから、アールグレイティーの風味づけとしても有名で、喉の痛みを鎮める効果があると言われます。また、脂性肌のスキンケアにも力を発揮するため、ボディーソープの材料としても使われます。

言い伝えによると、コロンブスがこのベルガモットの木をカナリア諸島で発見し、スペインとイタリアに導入したとのこと。18世紀にフィレンツェで使用されてから、イタリアの民間療法で広く使われるようになるなど、280年以上もの実績を持つ優秀なハーブなのです。

ベルガモット
■学名:Monarda didyma ■科名:シソ科 ■原産国:北米東部 ■用途:ハーブティー、芳香浴 ■効能:ストレス解消、リラックス効果、美肌効果