化粧水や美容液などでケアしている顔と違って、冷たい風や水、そして紫外線にさらされがちな手。陽射しは暖かくなりましたが、まだまだ冷たい風が吹いている気候のなか、あなたはしっかり手をケアできていますか?意外と人の目にとまりやすい手ですが、つい面倒でケアを怠ってしまいがち。でも、好きなハーブの香りで手づくりしたハンドクリームなら、使うたびに心が和んできそう。今回は、こころとからだに元気を与えてくれる爽やかな香りのレモンバーベナのハンドクリームをご紹介します。
レモンバーベナのハンドクリーム
レモンバーベナの、レモンに似たフレッシュでやさしい香りはかぐだけでこころの緊張をほぐしてくれます。このレモンバーベナで作ったハンドクリームを学校や仕事場へも携帯して、リラックスしたいときにさっと手に塗るのもいいですね。ハンドメイドのこのクリームは、皮膚への浸透力があるホホバオイルと皮膚の保護と修復作用のあるカレンデュラオイルで作ります。100%天然素材で作るので、敏感肌の方にもおすすめ。慣れてしまえば作り方は簡単なので、好きな香りのハーブでいろいろ試してみてくださいね。
<材料(20g分)>
ミツロウ・・・3g
ホホバオイル・・・12ml
カレンデュラオイル・・・4ml
レモンバーベナの精油・・・4滴
<道具>
計量スプーン/エッセンシャルウォーマー(または湯せん用のボウル)/容器/竹串
<作り方>
1.エッセンシャルウォーマーにミツロウ、ホホバオイル、カレンデュラオイルを入れ、5〜10分温めてゆっくり溶かします。エッセンシャルウォーマーの代わりに耐熱のコップなどに入れて湯せんしてもOKです。
2.クリーム用の容器に移し、竹串で混ぜながら冷まします。
3.温度が下がり、縁が白くなり始めたら精油を加えて、さらに混ぜます。
4.しばらく置き、完全に冷めて固まったら完成です。
レモンバーベナは、その爽やかな香りが好まれて、主に香水や石けんなどの化粧品、バスローションなどの香りづけに使われています。アロマテラピーとして用いれば、気持ちをリフレッシュさせ、消化器系の不調を改善させると言われています。また、お茶してもよく飲まれ、フランスでは大変ポピュラーなハーブティーであり、「ベルベーヌ」という名前でカフェの定番メニューとして人気だそう。レモンバーベナのお茶は鎮静作用があるので、神経が緊張しているときやイライラしているときに効果的。うつ症状や不眠症をやわらげる働きもあります。からだを温め、気管支や鼻の炎症を鎮めるので、カゼのひき始めにもおすすめです。