寒い夜に、セージのホットワインを!

ヨーロッパでは冬の代表的な飲み物「ホットワイン」。フランスでは”ヴァン・ショー”、ドイツ・オーストリアでは”グリューワイン”と呼ばれ身体を温めるには最適です。このホットワイン、日本でも今カフェなどで大人気。このホットワインを、家庭でも再現しませんか?寒い夜のホームパーティーで作ったら、ゲストも喜ぶことうけあい!ハーブを使った香り豊かなホットワインで、ワインをとことん楽しみましょう。

セージは、気分を盛り上げるハーブ

セージは、肉の臭みを消すうえに脂肪を分解するはたらきがあるので、肉料理に使われることの多いハーブです。鋭く、くっきりとした独特の風味と香りは、精神の疲れを取り、やる気と集中力を高める効果があるそうです。パーティーにセージのホットワインを飲めば、気分も高揚してワイワイおしゃべりも弾みます。高価なワインでなくても、ハーブで香りづけをしたら、意外な美味しさにびっくりするはず。ぜひお試しを!

<材料>

ワイン 1本
セージのフレッシュハーブ 2〜3本(10cm位の長さ)または、ドライハーブ大さじ1(好みによってはオレンジピール)

<作り方>


1.深い鍋にお湯を沸かしてワインを湯せんにかけ、温まってきたらハーブを入れる。
2.ハーブの香りがしてきたらワインを取り出し、フィルターで漉して別の容器に開ける。

セージはお茶としてもよく飲まれます。薬草としての抗菌力から、気管支炎や風邪の際、のどの腫れや痛みを軽減する作用があるそうです。濃い目に抽出したハーブティがまだ温かいうちにうがいをすれば、のどの炎症をやわらげてくれます。また、セージにはホルモンに似た成分が含まれているため、生理不順や更年期障害、寝汗やほてり対策にも効果があるとか。また、セージには収れん作用や殺菌作用もあるため、スキンケアにも最適。特にオイリースキンやにきび肌に有効で、毛穴が黒ずんできたりにきびができてきたら、フェイシャルスチームを行うとよいでしょう。足に汗をかきやすい方は、フットバスとしてハーブティを洗面器に入れ、足浴を行うと、足が蒸れにくくなり汗臭さを解消してくれます。

セージ
■学名:alvia officinalis ■科名:シソ科 ■原産地:地中海沿岸 ■用途:ハーブワイン、ハーブティー、サラダ(生花)■効能:女性ホルモン、消化促進、生理痛