にっぽん てならい堂が「買わないことを売る」会員制サービス開始 子育て世代に向け、「脱消費」の暮らしを一緒に探す会員を募集!

にっぽん てならい堂( https://www.tenaraido.jp 、運営会社:合同会社 続(つづく)、所在地:東京都新宿区横寺町、代表:中村 真一郎)は、「買わないことを売る」会員制サービスを開始します。「モノの手に入れ方を変える」ことにより、生活道具の持つ本当の価値や意味を知って、大切に長く使えるモノを手に入れるための会員限定サービスです。会員は、各種ワークショップや修理教室、商品検討お試しサービスなどの多彩なサービスを利用しながら、脱消費のくらしを探し、子どもの世代につないでいくことを目指します。

にっぽん てならい堂はこちら → https://www.tenaraido.jp

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にっぽん てならい堂イメージ

【内容】
にっぽん てならい堂のサービスは、「モノの手に入れ方を変える」ことにより、生活道具や生活技術の持つ本当の価値や意味を知ることにつなげ、大切に長く使えるモノを手に入れるためのものです。つまり個人の生活にとっても社会にとっても不要なものを「買わないこと」で、脱消費の暮らしを目指していきます。

サービスの内容は、(1)自分でつくること、(2)体験すること、(3)試してから手に入れること、(4)自分で取りに行くこと、(5)譲り受けること、(6)手入れしながら長く使うこと、(7)直して使うこと、そして、(8)自分の中の判断に従って手に入れること、の8つのカテゴリーに分類されます。


<現在までに公開中のサービス>
■各種ワークショップ
これまでにまな板、フライパン、麦わら帽子、手箒など、全国各地の職人と一緒にモノづくりを体験するワークショップを300以上実施してきました。今日現在は、新宿落合の染め屋にてレジ袋に変わるマイバッグを染めるワークショップや、和小物を自分でつくる技術を学ぶ和裁ワークショップなどを募集しています。

■「オンラインつくり手直買会」
全国の職人とオンライン会議zoomでお客さんとをつなぎ、つくり手に直接質問をしたり、実演を見ながら買い物ができるサービスです。

■各種修理教室
壊れた器を漆の力で修復する「金継ぎ」を教える連続教室や、ヨーロッパの繕いの技術であるダーニング教室など、自分で直すことを学ぶ教室を実施しています。また金継ぎの修理も受け付けています。

■会員間譲渡サービス
使わなくなってしまった捨てるには惜しい大切な道具を、会員同士で交換し、長く受け継いでいってもらうためのサービスです。

■自宅継続型ワークショップ「てならい365日」
日時と場所が指定される単発実施のワークショップとは違い、参加者が自分の生活の中でそれ自体を見直すことで進んでいく、自宅継続型のワークショップです。WEBを通じて同じテーマに取り組む会員同士が交流し、季節ごとにアウトプットの共有大会もあります。


<今後、順次公開のサービス>
■商品検討支援お試しサービス「めぐるどうぐ」
漆の器や、鉄のフライパンなど、良い道具なので興味はあるが、価格面や使用のハードルが高く感じられる商品を、貸し出して自由に使ってもらうことで、商品の購入検討を支援するためのサービスです。

■「取りに行くネットショップ」
購入したい商品を、WEBで事前予約の上で作っている現地まで実際に取りに行くサービスです。取りに行くことで作っている人と会話し、現場を見学してから手に入れることで、手にれた物は何物にも変えがたい贈り物となります。当面は近県限定での受け入れを予定しています。

■「お手入れサロン」
商品を作っているつくり手から直接、お手入れ方法を習うことで、大切に長く使い続けるためのコツを学んだり、商品の購入のきっかけとしてもらうためのサービスです。


なおこれらは全て、会員限定サービスです。会員には無料の「てならい会員」と有料の「サポート会員」の2種類があり、てならい会員は一部のサービスを、サポート会員は全てのサービスを利用できます。現在このサポート会員を新規募集しています。
会員登録: https://www.tenaraido.jp/about/


【背景】
大量生産・大量消費の時代を経て、かつては親から子へ脈々と受け継がれてきた、もったいない精神に代表されるような、日本の生活文化の知恵の伝播が、あちこちで途切れてしまっています。しかし、その時代に進んだ環境やエネルギーの問題が、気候変動などにより生活の中でも強く感じられるようになり、新しく親になる世代は、子どもたちの未来のために、行きすぎた生活を一部見直し、かつて日常にあった「生活の知恵」を取り戻したいという、揺り戻しの動きが出ているように感じます。

ただし、一度途切れてしまったたすきをつなぎ直そうにも、誰に聞いていいのか分からないという状況があり、にっぽん てならい堂ではこれを、実際に作っている手仕事の職人たちに教えてもらうことで解決しようと考えました。こうした手仕事の職人の存亡も取り上げられることが多い問題ですが、こうしたつくり手がいなくなってしまう前に、もう一度新しい親の世代がその価値を見つめ直し、今の生活様式に合わせながら、子供の世代につなぎたいものを見極める判断軸を持つことが必要だと、私たちは考えています。


【今後】
にっぽん てならい堂がこれまで取り組んできた職人と協業するワークショップは、コロナの影響により、不特定多数が集まって開催することが制限される状況が続いています。withコロナの時代においては、きちんと対策をした上でごく少人数での限定的な交流が求められますが、しかしつくり手とつかい手である生活者の距離を縮める上では、少人数で精神的に“密”なコミュニケーションがとれることはとても有効だと感じています。

また、地方のつくり手が緊急事態宣言中に危機感を持ち、つくり手たちにオンライン活用が普及したことも、地方のつくり手と都市の生活者を結ぶ上での、とても良いきっかけとなりました。

今後は、オンラインとオフラインの良いところを取り入れながら、「モノの手に入れ方を変える方法」を順次拡充し、モノのつくり手と生活者との距離を縮め、生活者が消費的なサイクルを脱して自らの判断軸を持つことを後押しし、そして、子どもの世代に本当につなぐべきものを、つないでいきたいと思います。


【にっぽん てならい堂とは】
にっぽん てならい堂( https://www.tenaraido.jp )は、続けていきたいモノやコトを物語として、五感で体験する場所です。
2013年2月にオープンして以来、江戸の染め屋や新潟の味噌蔵などと組み、本物のモノづくりを体感できるワークショップを300回以上実施してきました。続けていきたいモノやコトを子供の世代につないでいくために、自分の生活に使う道具のことを知り、つくり手との距離を縮めるためにワークショップなどの「モノの手に入れかたを変える」ことに取り組んでいます。


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