メタデータ、“理想回答を返すAI”をInterop Tokyo / AI Native Expo 2026で公開

~FAQ・社内ナレッジ・顧客対応履歴を活用し、ベテラン担当者に近い回答品質を再現する高精度RAGを実演~展示発表第四弾

メタデータ株式会社(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:野村直之)は、2026年6月10日(水)~12日(金)に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo / AI Native Expo 2026」において、企業が蓄積したFAQ、業務マニュアル、問い合わせ履歴、ベテラン担当者の回答例をもとに、“理想回答”に近い応答を再現する高精度RAG製品「ChatBrid」を展示します。

本展示では、2025年10月に発表した「キャッシュ回答」機能による回答の一貫性向上・高速応答・LLM API費用削減と、2025年12月に発表した「スレッド出力・復元」機能による対話履歴の編集・再利用・ナレッジ化を組み合わせ、ナレッジマネジメントを「文書を保管する仕組み」から「正しい回答を再現する仕組み」へ進化させる構想を実演します。

■ 背景
多くの企業では、FAQ、業務マニュアル、社内規程、問い合わせ対応履歴、製品仕様書、ベテラン担当者の回答例などが、さまざまな場所に分散して保存されています。しかし、実際の業務で求められるのは、それらの文書を単に検索できることではありません。

重要なのは、利用者の質問に対して、企業として本来返すべき「正しい回答」「分かりやすい回答」「業務ルールに沿った回答」「顧客に誤解を与えない回答」を、責任もって、安定して再現することです。

ChatBridは、2023年4月の初リリース以来、社内文書やFAQを根拠として回答するだけでなく、必要に応じて予め整備した理想回答、回答方針、業務ルール、表現ガイドライン、注意事項を活用し、利用者の質問に対して高精度な回答を生成できるよう、進化を遂げています。

■ “理想回答を返すAI”とは



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“理想回答を返すAI”とは、単なるチャットボットではありません。
一般的なチャットボットは、FAQの候補を表示したり、関連文書を提示したりすることはできます。しかし、企業実務では、単に「関連情報が見つかる」だけでは不十分です。

利用者が必要としているのは、以下のような回答です。
● その会社のルールに沿っている
● 根拠となる文書が明確である
● 例外条件や注意事項が漏れていない
● 顧客や社員に分かりやすい表現になっている
● 担当者による回答品質のばらつきが少ない
● 誤解や過剰な約束を避けている
● 必要に応じて次に取るべき行動を示している

ChatBridは、こうした「企業が本来返したい回答」に近い応答を生成するために、RAGによる根拠検索、影プロンプトによる回答方針の制御、模範回答による評価、自動採点による改善サイクルを組み合わせます。
https://metadata.co.jp/blog/2026/04/24/4163

さらに、頻出する、意味が同等の質問に対しては、過去に確認済みの回答を再利用する「キャッシュ回答」がカバーできるようにします。これにより、同じ問いに対して同一回答を即時に返すことが可能です。これにより、回答の一貫性向上、平均応答時間の短縮(平均10倍速のコンマ秒級)、LLM API費用の削減を同時に狙えます。2025年10月の技術発表では、キャッシュヒット時に外部LLM APIへアクセスせず、過去回答と一字一句同じ回答を高速に返す具体例を示しました。
https://metadata.co.jp/blog/2025/10/20/4049



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■ 2025年発表の技術拡充を基盤に、理想回答の再現へ
今回の展示で示す“理想回答を返すAI”は、2025年に発表済みのChatBrid機能拡充を土台としています。
第一に、2025年10月20日に発表した「キャッシュ回答」機能です。
https://metadata.co.jp/blog/2025/10/20/4049
これは、過去の対話履歴を活用し、同等意味の質問に対して、過去の回答と同一テキストを即時に返す仕組みです。頻出質問に対して常に同じ公式回答を返せるため、社内問い合わせ、顧客サポート、FAQ対応における回答品質の標準化に適しています。

第二に、2025年12月4日に発表した「スレッド出力・復元」機能です。
https://metadata.co.jp/blog/2025/12/04/4086
これは、ChatBridの対話履歴をスレッド単位でCSV出力し、ExcelやGoogle Sheets等でレビュー・編集したうえで、必要に応じて復元・再利用できる機能です。過去の優れた対話履歴を“組織知に変換する”ためのナレッジマネジメント基盤として位置づけられます。

これらの機能を組み合わせることで、企業は、単にRAG回答を生成するだけでなく、実際の問い合わせ対応の中で生まれた良質な回答を編集・蓄積し、理想回答として再利用する流れを作ることができます。

■ 従来型FAQ・一般的な生成AI、RAGとの違い



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従来型FAQでは、利用者が適切なキーワードやカテゴリを選べないと、目的の回答にたどり着けません。また、FAQの表現と利用者の質問表現が異なる場合、検索結果が不正確になることがあります。
一方、一般的な生成AIは自然な文章を生成できますが、社内固有のルール、最新情報、製品仕様、契約条件、注意事項に基づく正確な回答を安定して返すには、企業内知識と厳密に連携する仕組みが必要です。このため、ChatBridのようなRAGエンジンが必要です。

■ RAG、特にChatBridの優位性
ChatBridは、以下の点で従来型FAQや一般的な生成AIと異なります。
● 社内文書やFAQを根拠として回答する
● 回答に使用した根拠知識を確認できる
● データセット単位で回答方針を設定できる
● 模範回答と比較して回答品質を採点できる
● 減点理由を確認し、知識やプロンプトを改善できる
● 頻出質問にはキャッシュ回答で一貫した回答を返せる
● 良質な対話履歴を編集・復元し、組織知として再利用できる
● 部門・用途・顧客対応レベルに応じて知識を分けられる
● 知識の更新と回答精度の再評価を繰り返せる

これにより、ナレッジマネジメントを「情報を蓄積する仕組み」から、「正しい回答を再現する仕組み」へ発展させることができます。

■ 展示内容
 Interop Tokyo / AI Native Expo 2026のメタデータブースでは、以下のようなデモを予定しています。
1. FAQ・マニュアルをもとにした高精度回答
 利用者の自然な質問に対して、FAQやマニュアルを根拠に、業務ルールに沿った回答を生成します。
2. 理想回答とChatBrid回答の比較
 模範回答とChatBridの回答を比較し、どの程度理想回答に近いかを確認します。
3. 回答品質の自動採点
 回答内容を自動採点し、抜け漏れ、過剰表現、根拠不足、曖昧表現などを検出します。
4. 減点理由の表示
 なぜ満点にならなかったのか、どの知識が不足しているのか、どの表現を改善すべきかを提示します。
5. 根拠知識との対応関係の可視化
 回答文中のどの部分が、どの社内知識やFAQのどの部分(チャンク中の該当単語群を色付け)に基づいているかを確認します。
6. キャッシュ回答による一貫回答
 頻出質問や同等意味の質問に対して、確認済みの公式回答を即時に返し、担当者や利用者による回答のばらつきを抑える流れを紹介します。
7. 対話履歴の編集・再利用
 優れた回答を含む対話スレッドを出力し、レビュー・編集したうえで、理想回答や教育用ナレッジとして再利用する運用イメージを紹介します。



■ 想定用途
“理想回答を返すAI”は、以下のような用途に適しています。
● 社内問い合わせ対応
● FAQ自動応答
● コンタクトセンター支援
● 製品サポート
● 営業支援
● 契約・規程問い合わせ
● 人事・総務問い合わせ
● 技術サポート
● 新人教育・研修支援
● 顧客対応品質の標準化
● ナレッジマネジメント基盤

■ 導入効果
ChatBridの“理想回答を返すAI”により、企業は以下の効果を期待できます。
● 問い合わせ対応の品質平準化
● ベテラン担当者への依存軽減
● 新人・若手担当者の早期戦力化
● FAQ・マニュアルの活用率向上
● 回答ミス・説明漏れの低減
● 顧客対応品質の向上
● 頻出質問への応答時間短縮
● 外部LLM API費用の抑制
● LLM障害時・ピーク時の業務継続性向上
● 社内ナレッジの継続的改善
● 良質な対話履歴の組織知化
● 人手検証済み回答の再利用
● 企業が責任を持てる回答運用体制の構築
● ナレッジマネジメント投資の実効性向上

これまでのナレッジマネジメントは、文書の蓄積や検索に重点が置かれてきました。しかし、生成AI時代のナレッジマネジメントでは、「どこに文書があるか」だけでなく、「その知識を使って、どのような回答を返すべきか」が重要になります。

たとえば、同じ社内規程を参照しても、従業員向け、管理職向け、顧客向けでは説明の仕方が異なります。また、法務・医療・金融・公共分野などでは、誤った回答や過剰な断定が大きなリスクにつながります。

ChatBridは、単に情報を検索するだけでなく、企業が望む回答品質を定義し、その品質に近づけるための評価・改善サイクルを提供します。

加えて、キャッシュ回答により確認済みの回答を一貫して再利用し、スレッド出力・復元により過去の良質な対話を編集・再利用できるようにすることで、RAG回答をその場限りの生成文ではなく、組織が育てる知識資産へ変えていきます。

■ 代表コメント
メタデータ株式会社 代表取締役社長 野村直之は、次のように述べています。
「ナレッジマネジメントの最終目的は、文書を保存することではありません。必要な場面で、正しい判断と回答を再現することです。ChatBridは、社内に眠る知識を“探せる情報”から“理想回答を返すAI”へ変換し、企業の知識活用を実務レベルで支援します。
2025年に発表したキャッシュ回答機能とスレッド出力・復元機能により、ChatBridは、良質な対話や確認済みの回答を組織知として蓄積・再利用しやすくなりました。今回の展示では、FAQやマニュアルが、どのように実際の回答品質向上につながるかをご覧いただけます。」

■ 来場登録(無料)
https://www.interop.jp/2026/faq/#register

■ 開催概要
日時:2026年6月10日(水)~12日(金)
会場:幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬2-1)
主催:Interop Tokyo 実行委員会
メタデータ社ブース:
https://f2ff.jp/2026/aine/exhibitor/show.php?id=3689&lang=ja

■ メタデータ株式会社について
メタデータ株式会社は、自然言語処理を中核としたAI技術により、
企業のナレッジを“活用可能な資産”へ変えるソリューションを提供しています。
高精度RAG、知識構築、対話AIを通じて、
企業・教育・社会の生産性向上に貢献しています。



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