世界遺産 栂尾山 高山寺に、手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』奉納


2021年より、生産が不安定な手漉き和紙原料ねり(トロロアオイ)を家庭で育て、農家さん・職人さんに届ける「わしのねりプロジェクト」を運営する企画屋かざあな(東京都港区/運営:スタイルプラス株式会社)は、2026年3月2日(月)京都 栂尾(とがのお)山 高山寺に手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』を奉納いたしました。なお奉納当日は、表装を担当した京表具師・藤田竜也氏も立ち会いました。


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高山寺にて巻物の紙継に、今回復元制作した朱文長方印で捺印している様子


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企画屋かざあな番頭川口より、栂尾山 高山寺に説明している様子


日本の手漉き和紙技術ユネスコ無形文化遺産登録10周年記念として制作


手漉き和紙絵巻『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』は、2024年に日本の手漉き和紙技術がユネスコ無形文化遺産登録から10周年を迎えることを記念し、国宝『鳥獣人物戯画』が伝わる高山寺より許諾をいただき制作しました。手漉き和紙の原料となる楮やトロロアオイの栽培から、紙漉きの工程、流通までのイメージを、お馴染みの動物たちを模して描いています。ユネスコ無形文化遺産に登録された細川紙(埼玉県小川町・東秩父村)、本美濃紙(岐阜県美濃市)、石州半紙(島根県浜田市)の三紙をつなぎ合わせた、全長約11.5mの巻物です。


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『鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』の一面(原料の仕込み風景)


作品仕様・表装


三産地の和紙は厚みや風合いがそれぞれ異なるため、つなぎ合わせた後の裏打ちを含む表装工程では、紙の伸縮や段差が出ないよう調整を重ねました。全長約11.5mという長さも相まって、巻物としての可読性と保存性の両立に工夫を要しました。
 表装は、京都・西陣で古くから続く京表具 藤田月霞堂の藤田竜也氏が担当。奉納当日も藤田氏が立ち会い、巻物としての仕立てと保存性を踏まえた形で納めました。


各地での展示を経て高山寺へ奉納


本絵巻は、2024年11月の京都市の町家を皮切りに、絵巻を描いた長野県小諸市の海應院、細川紙の産地である埼玉県小川町での展示会を経て、奉納の日を迎えました。
 各地の展示会には多くの方にご来場いただき、「わしのねりプロジェクト」参加者や紙漉き職人と直接触れ合っていただくことで、手漉き和紙についてより深く知っていただく機会となりました。


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手漉き和紙鳥獣戯画展in小川町の様子


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鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~』の一面(紙漉き風景)


今後の展示・貸出について


今後も、手漉き和紙の存続と発展への貢献ができるよう努め、全国の和紙認知促進・担い手支援につながる機会として、本巻物の展示会開催及び貸し出し(展示協力)を行ってまいります。
※貸出条件や日程は個別にご相談ください。


●「わしのねりプロジェクト」とは
生産が不安定な手漉き和紙に不可欠な原料「ねり(トロロアオイ)」を家庭で育て、埼玉県比企郡小川町のトロロアオイ生産組合や紙漉き職人へ届けるとともに、和紙商品の開発や普及活動を行っています。一般家庭・原料生産農家・紙漉き職人が一体となり原料不足を克服し、手漉き和紙の存続につなげることを目指しています。
Web:https://kazaana.net/wasinoneri/
Instagram:https://www.instagram.com/washinoneri/




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