自由学園高等部(東京都東久留米市)の高校1年生が、2025年12月13日〜14日に実施される東久留米市長選挙と同日に、18歳未満の子ども向けの「ひがしくるめこども選挙」を市内商業施設および自由学園キャンパスで開催します。子どもたちの質問を候補者に届け、その回答をもとに投票する、学びと社会参加をつなぐ取り組みです。
探求学習で主権者教育に取り組む
本企画は、高校1年生の「選挙について学ぶ場が少ない」「主権者としての意識を育む機会が必要」という問題意識からスタートしました。他地域で行われていた子ども選挙を参考に、「自分たちの世代でもできることがある」と考え、探求学習として「子どもの主権者教育について」を軸に「ひがしくるめこども選挙」を開催することにしました。
模擬選挙では、自由学園中等部・高等部生が考えた質問を市長選候補者に届け、その回答を会場に掲示。子どもたちは回答を読み比べ、自分の意思で投票します。選挙管理委員会から投票箱や記載台を借用し、実際の選挙に近い形で体験できます。
会場は「ひばりが丘パルコ」「東久留米イオン」「自由学園キャンパス」の3か所。高校生は全会場に常駐し、来場者への投票説明や運営を担います。集計結果はSNS等で発信予定です。
高校生チームは「子どもも大人も、自分の一票の意味を見つめるきっかけにしたい」と話しており、他地域の取り組みを参考にしながら、自分たちの地域でも主権者教育の機会を試みています。今回の経験を通して、子どもたちが選挙や社会参加に興味を持つきっかけを生み出すことを期待しています。
活動の様子はInstagram(@higashikurume__kodomosenkyo)で紹介しています。
https://www.instagram.com/higashikurume__kodomosenkyo/?igsh=eW1uandzZ3ZiNGNj#
<開催概要>
日程:2025年12月13日(土)〜14日(日)
時間:10:00〜17:00
対象:18歳未満の子ども
場所:ひばりが丘パルコ、東久留米イオン、自由学園キャンパス(13日14:00~17:00のみ)
<代表者コメント>
私は高校1年生で、子どもと大人の狭間のような時期です。平成27年には法律が改正され、選挙権年齢が18歳に引き下げられましたが、選挙について知る場、そして興味関心を引き出す場がもっと必要だと感じていました。私たち子どもには選挙権はありません。ですが、皆が主権者であるのです。子どもたちがもっと選挙に対して身近に感じ、前向きに捉えてほしいと考えています。また、大人も子どもも一票に対する重みを知り、普段の生活の中では中々感じられない民主主義の大切さを考えるきっかけをつくる場になることを願っています。
■自由学園について
1921年、日本初の女性新聞記者であった羽仁もと子と夫の羽仁吉一が東京・池袋に創立。校舎はフランク・ロイド・ライトと遠藤新が設計。1934年に南沢(東京・東久留米)に移転し、3万坪のキャンパスで未就園児から大学部まで、自律型探求力と共生・共創力を育む一貫教育を行う。2021年に創立100周年を迎えた。これまで中学校・高校は男女別学であったが、2024年4月から男女共学化をスタートし、次の100年に向けて学園全体をアップデートしている。関連図書に『本物をまなぶ学校 自由学園』(婦人之友社)、『自由学園一〇〇年史』(自由学園出版局)など。デジタルアーカイブ「自由学園100年+」も公開している。
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