【レポート】佼成学園高校にて海外大学進学・グローバルキャリアについて講義させていただきました!主催:復業先生


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2022年7月16日「復業先生」主催の佼成学園高校でのワークショップに株式会社U-LABO(以下、U-LABO)の代表小泉が、講師として登壇いたしました。
主催の「複業先生」は、社会で活躍する大人が外部講師として学校に赴き、キャリア教育・プログラミング・グローバル・ITなどの分野についての授業をおこなう、という教育プラットフォームを提供しています。多彩な分野の第一線で活躍する大人による授業から、生徒が働くことの楽しさを理解し、大学進学やキャリア選択に当たっての選択肢と自分自身への可能性を広げるということをテーマにしています。
今回小泉氏が登壇した「複業先生」ワークショップのコンセプトは「探求とキャリア」。本記事では、U-LABO小泉氏の発表内容から実際の授業の様子、先生方からの感想も含めてご紹介します。


知らないところで日本の利益が流出している!?なぜ今グローバル人材が必要なのか?


小泉氏は、自身の世界4大会計事務所での国際税務の経験に基づく話からスタートしました。


海外に日本の所得が流れている現実


日本で生まれたアニメの権利を使ってアメリカの子会社側でゲームを開発し世界的大ヒットを遂げた事例を、国際税務の観点から見ていきます。
この事例を取り扱う際に問題となるのは、どちらの国がより多くの利益を受け取るべきなのか、という点です。アメリカの子会社側は、自分たちが開発したゲームへの利権を主張する一方、日本の親会社側も負けずに、アニメの権利やゲーム開発への貢献を主張します。また、日本企業本社とアメリカの子会社の間では、所得移転や二重課税の問題もあります。


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これらの問題を解決すべく、国際税務官は日本税務当局・海外税務当局・本社・子会社の4者の間に立ち、公正な立場で交渉・仲裁・価格決定をおこないます。日本側を担当する国際税務官は、日本の親会社側が不利益を被ることが無いよう相手側との交渉を進めなければなりません。そのため、国際税務官には高い専門性、交渉力、コミュニケーション力、判断力などが求められます。なぜならば、それらのスキルが備わっていなければ、相手側との交渉を対等に進めることが難しく、結果として、本来日本側に納められるべき所得が相手国の所得として吸い取られてしまい、日本側に不利な交渉結果となってしまう恐れがあるからです。
小泉氏の授業の中では、数百億という巨額な所得の取り合いが、日本企業と海外子会社間で行われている事例が紹介されました。


グローバル人材が足りていない


グローバルに働いていた小泉氏は、国際税務に関する高い専門性を持ち、海外と対等に交渉ができる日本人が少ないと感じ、そのことは世界に多くの子会社を持つ日本企業の未来が危ぶまれることに繋がる、と危惧しています。
国際税務の分野に限らず、日本社会はグローバル人材を必要としています。これからの若い世代は、日本国内にとどまらず、積極的に海外に出て戦っていくことが必要だと小泉氏は強調します。


普通の高校生がUCLAに進学する方法とは?


海外に出て学び経験を積むことの重要性は高まる一方、日本の高校生にとって海外大学進学という選択肢がまだ身近にないのが現状です。
小泉氏は高校時代、偏差値28で英語は全く喋れませんでした。しかし、あるとき一念発起し、アメリカ名門大学であるUCLAへの進学を目指したといいます。


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アメリカの名門大学への進学方法について紹介


アメリカ名門大学への編入学という道


日本の高校生が海外名門大学への1年次入学を目指す場合、次のような点がハードルになることが多くあります。
• 満点に近い英語スコア(TOEFL/SAT)
• 高校の上位成績(名門大学では上位数%)
• 英文出願エッセイ
• 卓越した課外活動
日本と米国の大学受験では傾向が異なることから、生徒や学校にこれらの対策を求めるのには限界があるのが現実です。そこで、編入制度を利用した海外大学進学という方法に着目します。


編入制度とそのメリットについて


編入制度とは、コミュニティーカレッジ(以下、コミカレ)で2年間学習し、その後4年制大学3年次に編入する方法です。日本では主流な入学方法ではありませんが、アメリカにおいてはスタンダードな入学方法であり、かの有名なソフトバンクグループの孫正義氏も、コミカレからカリフォルニア大学バークレー校3年次に編入しています。


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編入制度を利用すれば、大学編入時に高校の成績や英語スコアは不要


編入制度の魅力のひとつは、学費の節約です。
カリフォルニア大学を例に挙げると、1・2年次に学費の安いコミカレを経由することで、約650万円分の学費を節約することができます。


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アメリカの名門大学をオープンキャンパス!?


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授業で使った実際のスライド


高校生が国内大学のオープンキャンパスに参加することは珍しくありませんが、海外大学のオープンキャンパスへの参加は現実的ではありません。今回のワークショップの中で、小泉氏は、自身の留学中の様子やUCLAの寮・学食、授業中の様子など、現地のキャンパスライフを写真を交えて紹介しました。普段目にすることがない海外大学のリアルな様子を垣間見ることができた学生たちは、終始興味深々の様子でした。


「英語はどうやって勉強したの?」学生からの質問がたくさん。


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小泉氏が実際に使っていた英単語帳をみながら、勉強方法を教える様子


ワークショップの後は質問タイムです。「いつから海外大学を目指し始めたの?」「彼女とはUCLAで出会ったの?」勉強や進路に関することから恋愛まで、さまざまな質問が飛び出しました。
特に多かったのは、「どうやって英語を勉強したの?」という質問。英語が全くできなかったという高校時代の小泉氏が、どのようにしてUCLAを飛び級で卒業することができたのか。その勉強法に高い関心を寄せる生徒が多くみられました。小泉氏は自身が実際に使っていた英単語帳を見せて、単語を覚える秘訣などを時間の許す限り教えていました。
授業の最後に、各教室の担任の先生からコメントをいただきました。
「小泉さんの授業での生徒からの質問の多さに驚きと嬉しさで最高の授業だった。」
「生徒たちも何か心に残るものがあったのか、振り返りでは刺激を受けたという生徒が多数おりました。このような機会をご提供いただき、ありがとうございました。」


今からでも頑張れば自分でも世界に挑戦できるという希望を与えられた


講義を終えて、小泉氏から感想を頂きました。


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授業の準備をする小泉氏


「日本にいるとどうしても留学を遠くに感じてしまい、海外と聞くと別世界と思っている学生が多いと思います。しかし、私自身、英語が喋れない高校生だったので、今の彼らと同じ視点で将来を見据えていくことができ、これから頑張れば世界に挑戦できるということを思ってもらえたのではと思います。」
普段の高校生活では、学校の先生以外の大人と交流する機会がなかなかない中で、世界で活躍する仕事、海外大学への進学方法、その実体験を聞けたことは、生徒や先生方にとって、進路やキャリアの選択肢を広げる有益な時間となったのではないでしょうか。ワークショップ開始時には海外大学への進学を考えたことのある生徒はあまりいませんでしたが、ワークショップ後には、ほぼ全員の生徒が海外大学への興味を持ったと回答していました。
世界に挑戦することの大切さやグローバル人材を育成したいという小泉氏の熱い思いが、学生たちにも伝わったのではないでしょうか。小泉氏の今後の活動にも期待です。


U-LABOについて


「世界に挑戦する学生がグローバル社会で戦える未来を作る」をミッションに掲げ、グローバル人材の育成および彼らが活躍できる社会の醸成を目指すU-LABOは、世界トップ大学への「編入」に特化した海外大学進学プログラムを展開しています。編入制度を熟知した専門カウンセラーによる的確なアドバイスときめ細やかなフォロー、保護者への定期報告、UC編入後から就職までをもカバーする包括的なサポートを強みとしています。前身であるUC LABO設立以来、UC合格率100%、UCトップ校合格率89%の実績を誇ります。


U-LABOについての詳細はこちら : https://ulabo.org/uc/


会社概要


会社名:株式会社U-LABO
所在地:東京都新宿区西新宿3-3-13 6F
代表取締役社長:小泉 涼輔
設立:2021年 (前身2012年創業)
URL:https://ulabo.org/


お問い合わせ先


【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
e-mail:marketing@ulabo.org




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