株式会社ダイセル(本社:大阪市北区)は、カラダの疲れを感じている方のための機能性表示食品「S-アリルシステイン」を消費者庁に届出し、2021年8月17日に受理されました。S-アリルシステインを含む素材は2020年7月14日に販売を開始していましたが、さらに販路を拡大していく予定です。
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にんにく イメージ
■にんにく中の希少成分S-アリルシステインで初めて受理
S-アリルシステインは、強い抗酸化作用を有するにんにく由来の機能性成分ですが、にんにくにはごく微量にしか含まれず、にんにくを熟成する過程で増える希少成分です。
S-アリルシステインを指標成分の一つとし、熟成にんにくエキスを機能性関与成分とした疲労感の軽減効果を訴求する機能性表示食品は、既に他社品で受理されていましたが、S-アリルシステイン単一成分を機能性関与成分とした疲労感を軽減する機能性表示食品は当社「S-アリルシステイン」が初めてです。
■当該機能性表示食品の届出表示
「S-アリルシステイン」の届出表示は次の通りです。
「本品にはS-アリルシステインが含まれています。S-アリルシステインには、毎日の摂取により、日常生活における一時的な疲労感を軽減する機能があることが報告されています。一時的なカラダの疲れを感じている方に適した食品です。」
■S-アリルシステインの疲労低減効果
本届出は、システマティックレビュー(SR)による届出で、採用文献として当社で実施した研究成果「薬理と治療 vol.47, no.4, 607-619(2019)に収載」を使用しており、機能性関与成分による研究レビューで、機能性を評価しております。1日にS-アリルシステイン 2 mgを含む試験食品またはプラセボ食品の摂取を4週間継続し、摂取前後に運動負荷試験を実施し、身体作業負荷中、回復期および翌朝起床時の主観的な疲労度の評価をVAS法※1を用いて行いました。
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試験方法
運動負荷試験中は各群に有意差はありませんでしたが、回復2時間後に試験食を摂取した群では、プラセボ食を摂取した群に比べ運動後の疲労度が有意に少ないことを確認しました※2。
このことから、S-アリルシステイン含有食品は身体負荷作業によって生じた疲労感の回復を促進することが確認されました。
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試験結果
※1 VAS法:対象者の「痛み」や「疲労感」のような主観的な感情を評価する指標。
※2 Jpn Pharmacol Ther(薬理と治療) vol.47, no.4, 607-619(2019)
■機能性表示食品素材として素材原料を発売中
本届出受理実績をもって、サプリメントメーカーへ素材販売を本格的に開始し、抗疲労を訴求した機能性表示食品の届出支援を行ってまいります。
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