リバプール大学の研究者らは、体系的な体重管理プログラムに普段のスナックとしてプルーンを取り入れることが減量にどう対応しているかを示す、2段階による研究結果を発表しました。
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カリフォルニアプルーン
本研究(*1)は、リバプール大学のジョー・ハロルド博士(Dr. Jo Harrold)をはじめとする研究者らによって行われました。研究の第1フェーズでは、伝統的なドライフルーツ(プルーン及びレーズン)が食欲に与える影響を調べ、第2フェーズでは、体系的な減量プログラム(*2)の一環としてプルーンをスナックとして食べた場合に減量を阻害するかどうかを調べました。研究結果によれば、プルーンを摂取したグループは、体重管理にプルーンを摂取しなかったグループに比べ、より高い水準の満足感、手軽さ、プログラム継続の容易さを感じたことが明らかになりました。
なお、サンディエゴ州立大学運動栄養科学部のマーク・カーン博士率いる研究チームによれば、間食にプルーンを食べると食欲を抑える効果があり、栄養面でもメリットがあることが明らかになっています。
プルーンには100グラムあたり、約7.2グラムの食物繊維が含まれ、4~5粒(40グラム)でも日本人(成人)の摂取目標量の15%を満たし、エネルギーは100キロカロリー以下。天然の甘さで、腹持ちがよいので、ダイエット中のおやつにも最適といえます。
日本における肥満人(BMI≧25kg/m2)の割合は、厚生労働省の令和1年(2019)「国民健康・栄養調査」身体状況及等に関わる調査結果によれば、男性33.0%、女性22.3%であり、この10年間でみると、女性では有意な増減はみられないが、男性では平成25年から令和元年の間に有意に増加しています。
さらに、プルーンは、食後血糖値の上昇を表すGI値が29と低く、レーズンやデーツなど他のドライフルーツやバナナ、ブドウなど生の果物よりもGI値が低い、低GI食品です。
そしてカリフォルニアプルーン協会の国際マーケティング・コミュニケーションズ・ディレクターのエスター・リットソン・エリオットは、「カリフォルニア プルーン協会は、プルーンが健康的な食生活やライフスタイルの一部としてどのように体重管理に利用でき、また満腹感に貢献するのかを示したリバプール大学の研究結果を喜ばしく受け止めています。サプライチェーンの混乱が続いていますが、プルーンは戸棚の中で1年も保存することができる、生の果物に代わる優れた常温保存が可能な食品です。その上、食生活やライフスタイルの向上を目指す人にとっては、美味しく、便利で、持ち運びができるスナックです。」と語っています。
*1: https://doi.org/10.1111/nbu.12528
*2: Furchner-Evanson A, Petrisko Y, Howarth L, et al.:Type of snack influences satiety responses in adult women. Appetite.
2010 Jun;54(3):564-9
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20206217/
■参考文献
JA Harrold, M Sadler, GM Hughes, EJ Boyland, NJ Williams, R McGill, J Higgs, JI Harland, JCG Halford. Experimental studies and randomised controlled trial investigating the impact of traditional dried fruits consumed as snacks on food intake, experience of appetite and bodyweight. Volume 46, Issue 4,
December 2021, Pages 451-467.
https://doi.org/10.1111/nbu.12528
Glycemic index and glycemic load for 100+ foods - Harvard Health (mv5.ca)
http://www.mv5.ca/EWF/docs/glycemic%20index.pdf
JA Harrold : https://onlinelibrary.wiley.com/action/doSearch?ContribAuthorRaw=Harrold,+Joanne+A
M Sadler : https://onlinelibrary.wiley.com/action/doSearch?ContribAuthorRaw=Sadler,+Michele
GM Hughes : https://onlinelibrary.wiley.com/action/doSearch?ContribAuthorRaw=Hughes,+Georgina+M
EJ Boyland : https://onlinelibrary.wiley.com/action/doSearch?ContribAuthorRaw=Boyland,+Emma+J
NJ Williams : https://onlinelibrary.wiley.com/action/doSearch?ContribAuthorRaw=Williams,+Nicola+J
R McGill : https://onlinelibrary.wiley.com/action/doSearch?ContribAuthorRaw=McGill,+Rory
J Higgs : https://onlinelibrary.wiley.com/action/doSearch?ContribAuthorRaw=Higgs,+Jennette
JI Harland : https://onlinelibrary.wiley.com/action/doSearch?ContribAuthorRaw=Harland,+Janice+I
JCG Halford : https://onlinelibrary.wiley.com/action/doSearch?ContribAuthorRaw=Halford,+Jason+C+G
Volume 46, Issue 4: https://onlinelibrary.wiley.com/toc/14673010/2021/46/4
■財政支援
これらの研究は、米国農務省海外農務局の資金のもと、カリフォルニア プルーン協会とカリフォルニア・レーズン協会の支援を受けて実施されました。資金提供者は原稿の作成やその内容には関与していません。
本プレスリリースのURL: https://www.prune.jp/news/HCP20211206
■編集者注
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■カリフォルニア プルーン協会について
カリフォルニア プルーン協会は1952年に設立され、広告宣伝、PR、広報、栄養調査、作柄管理、持続可能性調査、危機管理などの活動を通じて、カリフォルニアプルーンの市場における高い地位の確立、消費者への浸透を目指しています。カリフォルニア プルーン協会は、カリフォルニア産プルーンのおよそ800の生産者及び28の加工業者を代表する機関で、カリフォルニア州農務局の管轄のもとに活動を行っています。
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