京都大学化学研究所 若宮淳志教授を講師に迎え 次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」に関する教養講座を実施


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令和5年(2023年)12月に実施した外務省高校講座の様子


近畿大学附属和歌山高等学校(和歌山県和歌山市)は、高校1、2年生739人を対象とした「教養講座」を今年から新たに実施します。令和7年(2025年)9月13日(土)、京都大学化学研究所 若宮淳志教授を講師としてお迎えし、「塗って作れる太陽電池の開発研究」についてご講演いただきます。
【本件のポイント】
●近畿大学附属和歌山高等学校が、新たな取り組みとして高校1、2年生対象の「教養講座」を実施
●京都大学化学研究所 若宮淳志教授が次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」についての研究内容及び実用化についてわかりやすく講演
●生徒が進路意識の向上を図るとともに持続可能な社会を自らの課題として考える機会とする
【本件の内容】
近畿大学附属和歌山高等学校では、生徒の進路意識の向上を図るとともに持続可能な社会を自らの課題として考えるきっかけとなることを目的に、今年から新たに「教養講座」を実施します。初めてとなる今回は、京都大学化学研究所 若宮淳志教授を講師に迎え、次世代太陽電池として世界的に注目を集める「ペロブスカイト太陽電池」の研究についてわかりやすく講演していただきます。
生徒が世界的な研究者と出会い、最先端科学への興味・関心を深め、探究活動につなげる機会を創出することで、理系志望の生徒に限らず、文系志望の生徒にとっても将来を考えるヒントを得ることを期待します。
【実施概要】
日時:令和7年(2025年)9月13日(土)10:40~12:20
場所:近畿大学附属和歌山高等学校・中学校 体育館
   (和歌山県和歌山市善明寺516、JR阪和線「和歌山駅」から
    和歌山バスで約20分「近畿大学附属和歌山校前」下車すぐ)
対象:高校1、2年生 739人
講演:「塗って作れる太陽電池の開発研究」 京都大学化学研究所 若宮淳志教授
材料の溶液を塗って作製できる次世代太陽電池として注目を集めるペロブスカイト太陽電池は、低温でPETなどのフィルム基板上に作製できるため、軽量でフレキシブルな形状をもたせることができます。これまで、材料化学の視点からペロブスカイト太陽電池の高性能化研究に取り組んでおり、得られた成果をもとに京都大学発スタートアップ 株式会社エネコートテクノロジーズを設立し、実用化にも取り組み、大阪・関西万博でも出展しています。講演では、このペロブスカイト太陽電池の研究と実用化について紹介します。
【講師プロフィール】
若宮淳志(わかみやあつし)氏
京都大学化学研究所 教授
<略歴>
・平成30年(2018年)1月
京大発スタートアップ 株式会社エネコートテクノロジーズを設立
共同創業者、取締役、最高科学責任者(CSO)
・令和2年(2020年)~令和7年(2025年)
NEDO「太陽光発電主力電源化推進技術開発」研究代表者
・令和3年(2021年)
経産省/NEDO グリーンイノベーション基金事業「次世代型太陽電池の開発」
研究代表者
・令和4年(2022年)
JST 未来社会創造事業「地球規模課題である低炭素社会の実現」領域
本格研究、研究開発代表者
・2025年(令和7年)4月
株式会社エネコートテクノロジーズ 取締役、最高科学責任者(CSO)を退任
最高技術顧問(Chief Advisor(Science & Technologies))に就任
<受賞歴>
令和2年(2020年)5月
第19回 GSC賞 文部科学大臣賞(新化学技術推進協会(JACI))
令和3年(2021年)3月
第38回 学術賞(公益社団法人 日本化学会(CSJ))
令和3年(2021年)4月
第53回 市村地球環境学術賞 貢献賞(公益社団法人 市村清新技術財団)
令和4年(2022年)4月
令和4年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)
令和6年(2024年)11月 Hamakawa Award(The 35th International
Photovoltaic Science and Engineering Conference(PVSEC-35))
【関連リンク】
附属和歌山高等学校・中学校
https://www.hwaka.kindai.ac.jp/




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