北海道胆振東部地震後の芯式ストーブ出荷数量増加を発表 日本ガス石油機器工業会が、石油暖房機の正しい使い方を案内

一般社団法人 日本ガス石油機器工業会は、当会の会員企業が製造する芯式ストーブなどの北海道への出荷数量が、北海道胆振東部地震後に増加していることを発表いたしました。
2018年9月に発生した北海道胆振東部地震においては、全道で停電が発生する事態となり多くの方が不便を強いられる結果となりました。芯式ストーブにおいては2018年9月の1か月間で、昨年1年間の出荷台数を上回る44,951台を出荷しており、今回の地震は、北海道に暮らす人々の行動に少なからず変化を及ぼしたことがわかります。

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正しく使って快適な暖房を

■ 2018年9月の1か月間で、昨年1年間の出荷台数を大幅に上回る
2018年9月の1か月間の北海道における芯式ストーブの出荷台数は44,951台で、既に昨年1年間の出荷台数33,381台を上回っており、店頭では品薄の状態が続いております。一般に北海道のような寒冷地においては、石油暖房機はFF式石油暖房機と呼ばれる設備型暖房機が使われていますが、このタイプは電源が必要となり、停電時には利用できません。一方、芯式ストーブは持ち運びが可能で、電池や着火用のライターで点火できるため災害時でも暖を取ることが可能です。そのため、災害時・停電時対応への防災意識の高まりから、北海道での芯式ストーブの出荷が増えています。


■芯式ストーブ、使用上の注意点
芯式のストーブは災害時でも暖を取ることが可能なため便利ではありますが、FF式石油暖房機と比べ、使用時に注意しなければならないこともあります。本項目では、あらためて石油暖房機器の正しい使い方をご案内します。

<換気を忘れないように>
FF式石油暖房機は、給排気筒により屋外の空気を取り入れ燃焼し排気を屋外に出すことから、室内の換気は不要となります。一方で、芯式のストーブは室内の空気を使って燃焼し排気を室内に出すため、1時間に1~2回程度の換気が必要となります。北海道や東北のような寒冷地でFF式石油暖房機を利用されている方々には、ついつい同じ感覚で芯式のストーブを使ってしまう可能性があります。平常時・災害時にかかわらず、芯式のストーブをご利用の場合は、換気を忘れないようにすることが大切です。

<給油は必ずストーブの火が消えてから!>
また、FF式暖房機の屋外灯油タンクは、配達により給油されますが、芯式の石油ストーブは自分で給油しなければなりません。その際に注意することは、ストーブの火が消えてから給油をすること。給油後は口金をしっかり閉めて灯油漏れがないことを確認することです。2011年4月以降に販売されている石油ストーブ等には、(1)カートリッジタンクの口金安全性強化 (2)給油時の自動消火機能を備えた「PSCマーク表示品」が販売されております。長期間使用した製品をご利用の方は、適切なタイミングで製品に買い替えることも必要です。

PSCマーク
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■ 正しく使って快適暖房!
(1)衣類などの乾燥はやめましょう!万一衣類が暖房機器に落ちた場合、火災の原因になるおそれがあります。
(2)カーテンやふとん、紙類など燃えやすいものをそばに置かないでください。
(3)スプレー缶を暖房機の上や温風のあたる場所に置かないでください。
(4)火災の原因になりますので農機具などの燃料用のガソリン・混合油は絶対に使用しないでください。
(5)不良灯油は使わないでください。
(6)暖房機の火が消えたことを確認してから給油をしてください。給油後、カートリッジタンクの口金は確実に閉め、灯油漏れがないことを確認してください。


【会社概要】
商号 : 一般社団法人 日本ガス石油機器工業会
代表理事: 小林 一芳
所在地 : 東京都千代田区神田多町2-11
設立 : 1961年
事業内容: ガス・石油機器の製品安全事業・需要促進事業・省エネ環境事業
URL : http://www.jgka.or.jp


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