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華道家・横井紅炎(神奈川県藤沢市)と企画事業を展開する株式会社MEGAホン(本社:東京都港区、代表取締役:千葉陽平)は、華道家 横井紅炎と能舞台裏密着取材を希望するメディア関係者の募集を開始いたしました。
華道家・横井紅炎が生ける能舞台、『半蔀立花供養(はじとみりっかくよう)』は、矢来能楽堂(新宿区)での公演自体が20年ぶり、かつ女性が活けるのは珍しく、12年の歳月をかけ三回目となる立花供養になります。
コロナ対策を行った上で、矢来能楽堂(東京都新宿区)にて5月23日に開催いたします。
◆「半蔀」(はじとみ)ストーリー
紫野の雲林院の僧が、夏の間籠もって修行をしていた。その最後の日に、仏に手を向けてきた花の供養をしていると、若い女が現れて花を供えた。
僧が女の素性を尋ねると、女は五条辺りにいますと謎めいて答えてそのまま花の影に消えた。僧は能力から夕顔ノ上と光源氏の恋物語を聞き、先程の女が夕顔ノ上の霊に違いないと思い五条を訪ねる。やがて古びた住まいの半蔀戸を押し上げて夕顔ノ上が現れ、光源氏との馴れ初めを舞い語り始めるのだった。
◆観世流能楽師 遠藤喜久 メッセージ
この紅炎は、能「半蔀」(はじとみ)を立花供養(りっかくよう)等特別な演出でご覧いただきます。源氏物語の「夕顔の巻」を題材に、光源氏と夕顔ノ上の恋の思い出を舞語る美しい名曲。
立花と呼ばれる特別な生花を後見が舞台上に据え置き、この能は始まります。
この演出の肝である生け花は、熟練の華道家の手により生けられ、それも見どころのひとつとなります。
◆華道家 横井紅炎 メッセージ
能と華道、700年の歴史ある2つの文化ですが、じつは混じりあうことが無く、唯一の演目が「立花供養」です。このコロナにより打撃の日本文化の中、お互い協力して進みたく観世矢来能楽堂でも20年は開催していない稀な演目を、古典の世界では若い、性別、流派をこえて挑みます。
●コロナ感染対策について
・ご来場の際は、必ずマスクの着用をお願いします。
・発熱、咳などの症状がある場合は、ご来場をお控えください。
・能楽堂の感染対策に従って運営いたします。
◆観世流能楽師 遠藤喜久 プロフィール
能楽観世流シテ方。1962年生まれ。遠藤六郎の次男。観世喜之に師事。二千公演以上の舞台に出演。公益社団法人能楽協会並び観世九皐会会員。社団法人日本能楽会会員。日本大学芸術学部卒業。重要無形文化財「能楽」総合認定保持者。
◆華道家 横井紅炎プロフィール
祖父に宝生流十七世宗家宝生九郎重英、父に舞台演出家の横井茂。祖母、母共に草月流華道家。幼少の頃より草月流華道を学ぶ。現在一級師範顧問。十年前に立花供養のために池坊師範取得。舞台、映画の作品の美術制作も手がけ、能舞台での立花制作は今回で三度目。
遠藤喜久プロデュースの「花に舞い奏でる」の舞台美術に二度参加し、故・遠藤六郎とも舞台を共にしている。
◆公演詳細
名称:第九回 遠藤喜久の会 遠藤六郎七回忌追悼公演「生け花のある能半蔀(はじとみ)立花供養(りっかくよう)
開催日:2021年5月23日(日)
時間:14時開演(開場30分前)〜16時30分
開場:東京神楽坂 矢来能楽堂
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