国立音楽大学が6月10日に「歴史的ピアノ」の授業を一般公開

国立音楽大学(読み:くにたちおんがくだいがく、所在地:東京都立川市、学長:武田 忠善)では2019年6月10日(月)に、国立音楽大学楽器学資料館(所在地同上、館長:中溝 一恵)が主催となり、ショパン国際ピリオド楽器コンクール優勝者トマシュ・リッテル(ポーランド出身ピアニスト)を講師に迎え特別授業を行います。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/185350/LL_img_185350_1.jpg
トマシュ・リッテル氏

この授業は一般の方も申し込みにより聴講が可能です(無料)。楽器学資料館が所蔵する1848年に製作されたプレイエル(Pleyel パリのピアノメーカー)のグランドピアノを使用し、当時の音色やショパンとピアノメーカーとの関わりなど実演を交えてお話しいただく予定です。また現代のピアニストが歴史的ピアノに取り組む意義についても学生と共に考察していただきます。


〇ショパン国際ピリオド楽器コンクールの概要
ショパン国際ピアノコンクールの主催団体であるポーランド国立ショパン研究所が、2018年より開催。19世紀前半から半ばまでに製造されたピアノやチェンバロを参加者自らの選定、演奏により審査する。出場資格は18~35歳で、第1回大会では録音審査を経た9か国30名が参加、6名がオーケストラと共演する最終選考に進んだ。2位には日本人ピアニストである川口 成彦さんが選ばれた。

〇講師プロフィール
1995年ポーランドのルブリン生まれ。2008年ワルシャワのシマノフスキ国立音楽学校にてイリーナ・ドンブロフスキに師事、優秀な成績で卒業した。2014年9月からモスクワ音楽院に留学し、ミハイル・ヴォスクレセンスキー教授にピアノを、アレクセイ・リュビモフ教授にピアノとフォルテピアノを、マリヤ・ウスペンスカヤとアレクセイ・シェフチェンコにチェンバロを学んでいる。2018年ワルシャワで開催された第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで1位。
このほかポーランドのビドゴシュチで開催された第9回アルトゥール・ルービンシュタイン記念若いピアニストのための国際コンクール(2011年)やエンシェデのコンクール(2010年)で1位、プラハのコンクール(2010年)では「若いピアノの才能賞」を受賞、2012年にはスウプスクで開催された第46回ポーランドピアノ音楽祭青年の部で優勝した。
このほかヴィクトル・メルシャーノフ、タチヤーナ・シェバノワ、ヴェラ・ノジーナ、アヴォ・クユムジャン、マルコム・ビルソン、アンドレアス・シュタイアー、トビアス・コッホのマスタークラス、ポーランド国内や海外の音楽祭にも参加し、ポーランド放送交響楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、18世紀オーケストラ、プラハのマルティヌー・カルテットやチューリッヒのストラディヴァリウス・カルテットと共演している。

〇使用楽器
グランドピアノ Pleyel 1848年製造(楽器学資料館所蔵)


■開催概要
タイトル : 歴史的ピアノへのアプローチ
~ショパン国際ピリオド楽器コンクール優勝者をお招きして~
日時 : 2019年6月10日(月)
14時40分~16時10分 授業テーマ「歴史的ピアノについて」
16時20分~17時50分 授業テーマ「モダンピアノと歴史的ピアノについて」
会場 : 国立音楽大学 講堂小ホール
アクセス : 東京都立川市柏町5-5-1
https://www.kunitachi.ac.jp/access/index.html
参加費 : 無料
申込方法 : 楽器学資料館ホームページ上のリンクより、
申し込みフォームに記入し送信。
申し込み受付中。定員になり次第締め切り。
公式サイト: http://www.gs.kunitachi.ac.jp/ja/lc20190610/
※未就学児はご入場いただけません。


■主催者概要
名称 : 国立音楽大学楽器学資料館
所在地: 〒190-8520 東京都立川市柏町5-5-1 4号館1階
館長 : 中溝 一恵
設立 : 1988年

〇楽器学資料館とは
国立音楽大学の附属機関であり、世界各地の楽器を約2,550点収蔵する。音楽研究に必要とされる楽器に関する資料を整えるという方針に基づき地域・年代に偏りのない系統的な楽器の収集を基本としている。毎週水曜日(授業開講期間中)は誰でも無料で展示室の見学が可能。その他に保全、修復、調査・研究および資料集の作成、講座、ワークショップ、コンサートなどを実施している。
URL: http://www.gs.kunitachi.ac.jp/ja/


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