漫画『宇宙兄弟』のシーンから今後の月探査を展望 「中秋の名月 未来館でお月見!2019」関連トークセッションを2019年9月15日(日)に開催

日本科学未来館(にっぽんかがくみらいかん)(略称:未来館、館長:毛利 衛)は2019年9月15日(日)に、トークセッション「月探査のリアルと未来 ~漫画『宇宙兄弟』を徹底調査!」を開催します。人類が再び月面をめざす機運が高まるいま、有人月面探査が実現した近未来を描いた人気漫画『宇宙兄弟』のシーンを振り返りながら、月探査の現状と展望について、専門家とともに考えます。「中秋の名月 未来館でお月見!2019」の関連イベントです。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/191727/LL_img_191727_1.jpg
『宇宙兄弟』のシーンから(C)小山宙哉/講談社

アポロ11号で人類が月面へと到達してから50年となる今年、米国は初の女性を含む宇宙飛行士たちを2024年に月面に送る「アルテミス計画」を発表しました。日本でも、無人探査機を月面に着陸させたり、民間企業も参加して月面を走行するローバーを開発したりする計画が進んでいます。

そんな現状を先取りするように、2007年に連載が始まった漫画『宇宙兄弟』は、有人月面探査が実現している近未来を描いています。今回、『宇宙兄弟』のさまざまなシーンを題材にしながら、月周回衛星「かぐや」の科学メンバーとして参加し、月の環境や歴史の研究に携わる研究者と、無人ローバーと着陸機ランダーを開発している企業の代表者に、月探査の現状と未来についてお話いただきます。

例えば、主人公のムッタたちが月面に設置する望遠鏡。月面に設置することのメリットとは、そして、そもそも月面はどんな環境なのでしょうか。また作中で描かれているローバーと、実際に開発が進められているローバーはどんなところが似ていて、どんな違いがあるのでしょうか。会場のスクリーンに漫画のシーンを投影しながら講師に語ってもらいます。そのうえで「人はなぜ、宇宙をめざすのか」という問いへの答えを、これまで未来館に寄せられたご意見を紹介しながら、来場者と探っていきます。
ご多忙のところ恐縮ですが、貴媒体にてご掲載、ご取材いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

※「中秋の名月 未来館でお月見!2019」について
9月16日(月・祝)まで、月面の高精細映像とアポロ計画の軌跡を球体ディスプレイ「ジオ・コスモス」で紹介する映像作品「Apollo11 “イーグルは着陸した”」の上映や、宇宙開発の歴史などを紹介するパネル展示などを行っています。


■イベント概要
開催日時 : 2019年9月15日(日) 14:00~15:30
開催場所 : 日本科学未来館 7階 未来館ホール(定員240名)
申し込み方法: 9月3日(火)までウェブサイトで受け付け、応募多数の場合は抽選
URL : https://www.miraikan.jst.go.jp/event/1909151424642.html


■講師
諸田 智克氏(東京大学理学系研究科 准教授)
2003年金沢大学自然科学研究科で博士号(理学)を取得。宇宙航空研究開発機構研究員、国立天文台研究員、名古屋大学環境学研究科助教などを経て2019年度より現職。月周回衛星「かぐや」や小惑星探査機「はやぶさ2」の科学メンバーとして月惑星探査の推進と探査データを用いた研究に従事。

袴田 武史氏(株式会社ispace 代表取締役)
1979年生まれ。米ジョージア工科大大学院で航空宇宙工学修士号を取得後、経営コンサルティング会社を経て宇宙ロボット技術を活用した民間宇宙事業を推進するispaceを創業。現在は史上初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を主導している。


【一般からのお問い合わせ先】
日本科学未来館
〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6
TEL: 03-3570-9151
FAX: 03-3570-9150
URL: https://www.miraikan.jst.go.jp/


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