稲葉 朗個展「ヨソユキ」を11月7日〜11月19日まで、MEDEL GALLERY SHUで開催します


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Overview


MEDEL GALLERY SHUでは、2023年11月7日(火)より19日(日)まで、稲葉朗個展「ヨソユキ」を開催いたします。
稲葉朗(いなばあきら)は東京造形大学大学院 彫刻専攻を修了した43歳の彫刻家です。
これまで、数多くの展示を行なっていますが、本展は彼の代表作品である「Halfシリーズ」と「Phoneシリーズ」で構成しています。
「Halfシリーズ」は、実際には見えない複雑な内面を半身部分や服装に組み込み、心や気持ちを具現化もしくは抽象化した作品です。外見とは違う、不安定でありながら力強い部分もある矛盾した本当の女性像を表現しています。 また、「泥ハーフ」「ヌルハーフ」など、テクスチャーや触感を表現するディテールを持つ作品も特徴的です。
「Phoneシリーズ」は、生活の中で必需品となっている「Phone」が付く電化製品(例えば、電話や音楽再生機)を身に着け、一見独りぼっちのようであっても実は他人と繋がっている様を表現しています。さらに、現代を象徴する電化製品と若者達の存在をモデルして、移り変わっていく「現代」を表現しています。また、動きは自体は少ない代わりに、屋外たたずんでいる事を連想するように風が吹いている場面を彫っています。
本展タイトルの「ヨソユキ」とは、特別な時に出かける際に着る服と捉える事が多いかもしれませんが、人は外見だけでなく内面においてもヨソユキになる事があります。誰もが意図せずに「ヨソユキ」になり、そしてその「ヨソユキ」では隠しきれない溢れ出る気持ちを女性像に投影した作品を展示いたします。
どうぞご高覧願います。


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Profile


稲葉 朗|Akira Inaba
元々アートと呼ばれている物との距離を感じていた。子供の頃、母親が図工の教師だった事もありアートはとても身近であった。母親の授業の実験台のように色々な課題をやらされていたし、美術館にもよく連れていかれた。その反動からか、アートは得意ではあったが自分にとっての勉強のような少し億劫な存在でもあった。むしろアートより漫画やアニメに強く惹かれていた。
ただし、アートの中でも好きな物もあった。それは漫画やアニメのような生き生きとした動きや表情をした人物が出てくる作品だ。その頃から人間という最も身近な存在こそが一番惹かれる存在であり表現としても力強さを感じていた。また、動きにより時間や空間や時代を感じた。そして、このような経験から人間の顔や身体の美しさと木材の持つ温かみや力強さを持った人物像を制作し始めた。
基本的に私の作品において「感情や思い」は顔と仕草にある。つまりリアルな作品を作りたいのでは無く、理想像であり心象像を目指している。そして、常に何がどうして美しく感じるのかと自問自答して日々を過ごしている。
【略歴】
1980  東京都生まれ
2003  東京造形大学 彫刻専攻 卒業
2007  東京造形大学 大学院 彫刻専攻 修了
2007~ 彫刻家として国内外で活動。
【受賞歴】
2021  会友賞 (二科展)
2017  IIDギャラリー賞 (見参展2017)
 二科賞 (二科展)
 アトリエムラギャラリー賞 (IAG Awords2017)
2014 彫刻の森美術館奨励賞 (二科展)
2013  会友賞 (茨城県芸術祭
2010  市長賞 (水戸市芸術祭)
2008  特賞 (茨城県芸術祭)
 市長賞 (水戸市芸術祭)
2007  特賞 (茨城県芸術祭)
 ZOKEI賞 (ZOKEI展)
【展示・活動】 
2023
   「アート台北2023」(MEDEL GALLERY SHU BOOTH)
   「Study:大阪関西国際芸術祭2023アートフェア」(グフランフロント梅田//MEDEL GALLERY SHU BOOTH)
   「D-art,ART 2023」 (大丸東京店/MEDEL GALLERY SHU BOOTH)
2022 「ちょっと小さな展覧会」 (ギャラリーサザ)
   「二科展」 (国立新美術館)
   「極小展 彫刻」(Sol musette)
   「ミニアチュール展2022」(REBEL BOOKS CAFE and BAR THEATRE)
   「春季二科展」 (東京都美術館)
   「ONE ART TAIPEI」 (台北西華飯店/台湾)
2021 「ちょっと小さな展覧会」(ギャラリーサザ)
   「池袋回遊派美術展 IAG ARTISTS SELECTION」 (東京芸術劇場)
   「二科展」 (国立新美術館)
   「稲葉朗 彫刻展~Be present~」 (ギャラリーブロッケン)
   「稲葉朗 彫刻展~LIVE IN THE MOMENT~」 (ギャラリーサザ)
   「ONE ART TAIPEI」 (台北/台湾)
2020 「ART TAICHUNG 台中芸術博覧会」(台中日月千禧酒店/台湾)
2019 「スポーツを造形する展」(東海ステーションギャラリー)
  「infinity2019」(GALLERY ART POINT)
  「古家野雄紀とIAG AWARDSセレクト作家展」(三番町ギャラリー)
  「アートのチカラ」(伊勢丹新宿店)
2018 「二科展」 (国立新美術館)
    「アートのチカラ選抜展」 (伊勢丹新宿店)
 「たんざく展」 (伊勢丹新宿店) 
 「稲葉朗 彫刻展」 (アトリエムラギャラリー) 
 「春の絵画展 ヤングアートコレクション」 (船橋東武)
 「イケメン、イケジョ図鑑」 (伊勢丹新宿店)
 「ビー・マイ・オブジェvol,1」 (松坂屋名古屋店)
 「アートのチカラぷち!」 (伊勢丹新宿店)
2017 「KENZAN見参展 2017」 (アレーナホール&サロン)
 「IAG Awords 2017」(東京芸術劇場)
2016 「二科展」 会友推挙 (国立新美術館)
 「M SCULPTURE展」 (GALERIE SOL) 
2015 「企画 稲葉朗 木彫展」 (常陽銀行常陽史料館)
 「二科展」 (国立新美術館)
 「極小展 in summer展 」 (GALERIE SOL)
2014 「第3回 都美セレクショングループ展 私たちの窓から見える風景展」(東京都美術館)
2013 「三義国際木彫芸術展」  (三義木彫博物館/台湾)
  「芸術の存在意義展No,12」  (アートイマジンギャラリー)
 「稲葉朗 個展 僕像 self standing」  (space369)
2012 「新制作展」(国立新美術館)
    「こども・こらぼ・らぼ2012木でつくる想像をかたちにしてみよう」 ワークショップ (水戸芸術館)
  「藝鼎盃中國木雕現場創作大賽暨首屆國際木雕大師邀請」シンポジウム招待(莆田工芸美術城/中国)
2011 「建国百年国際木彫藝術活動」シンポジウム招待 (東勢林業文化園區/台湾)
他多数出品


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Gallery Information


MEDEL GALLERY SHU|愛でるギャラリー祝
東京都千代田区内幸町1-1-1
帝国ホテルプラザ東京2F
info@medelgalleryshu.com
11:00〜19:00(最終日は17時まで)
MEDELとは、日本語で「物の美しさをほめ味わうこと」を意味する「愛でる」からきています。
唯一無二のアートを賞美し、慈しむという行為を介して、アーティストと鑑賞者、ギャラリーの間に喜びの行き交いが成立してほしいという想いを込め名づけました。
“時代を共にする人々にとっての財産であり、未来の社会を照らす火である”とアーティストの活動・作品を定義し、人々の心に残る独創性に富んだスタイルの作品を鑑賞者と共に愛でつつ、次世代に残るようなマーケットや美術史的評価を確立してゆくことが当ギャラリーのミッションです。そのような私たちの活動を通して、独創的な表現を受け容れる多様な社会的風土の醸成に資することができれば、これに勝る喜びはありません。
The word “MEDEL” is from the Japanese word “めでる,” which means "to praise
and appreciate beauty" in Japanese.
We named the gallery MEDEL to create a pleasant exchange between the artist, and the appreciator,through the unique artwork.
We define artists' activities and works of art as "an inheritance for the people who share the same era and a fire that will light up the society of the future”, and we hope to establish a market and an art historical reputation that will last for the next generation while appreciating works of art with the viewers, which are full of originality and style that will remain in people's minds.
Through our activities, we are more than happy to contribute to the development of a diverse social culture that accepts creative expression.


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