第31回中国文化之日 「Chinese Shadow Puppets 陝西皮影の世界」11月7日(日)まで好評開催中

公益財団法人日中友好会館(所在地:東京都文京区 理事長:佐藤 重和)は、第31回中国文化之日「Chinese Shadow Puppets 陝西皮影の世界」を2021年11月7日(日)まで開催中です。
皮影(ピーイン)とは、影絵芝居に用いる人形のことで、牛皮をなめして彫刻や彩色を施したもの。中国・陝西省から愛らしい皮影200点以上が大集結しています。

本展ウェブサイト: http://www.jcfc.or.jp/shaanxipiying2021/


《展示構成》
~第1章 皮影(ピーイン)って何?~
中国で古くから庶民の娯楽として親しまれてきた影絵芝居「皮影戯(ピーインシー)」。皮影戯には、牛やロバの皮をなめし、その上に彫刻や彩色を施した影絵人形「皮影(ピーイン)」を用います。繊細な切り込みが特徴の皮影は、皮影戯の道具という枠を超え、芸術作品として一見の価値があります。
本章では、陝西省の皮影にフォーカスし、その精緻で色鮮やかな皮影の製作工程をご紹介します。


~第2章 様々なピーイン皮影たち~
「皮影(ピーイン)」には、人物や動物、妖怪や伝説上のいきもの、植物、家具、建物、情景など、様々な種類があります。
人物の皮影は、主に頭(かしら)と胴体の2パーツから構成されます。キャラクターを確定させるうえで鍵となる頭は、性別、身分、性格等の違いで「生(せい)、旦(たん)、浄(じょう)、丑(ちゅう)」の4つに分類され、頭と胴体の組み合わせによって、無数の役柄を演じ分けることができます。
本章では、頭80点をはじめ、皮影戯を彩る個性豊かなキャラクターから脇役まで、様々な皮影たちをご紹介します。


~第3章 皮影戯(ピーインシー)を楽しむ ~
「皮影戯(ピーインシー)」とは、文学、戯曲、音楽などの要素を融合させた影絵芝居で、“映画の先駆け”ともいわれます。皮影戯の演目は、歴史、伝説、愛、人情など、ジャンルはさまざまです。本章では、有名な演目の名場面を中心に、陝西皮影の特徴的な作品をご紹介します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/277954/LL_img_277954_1.jpg
穆桂英、元帥となる/汪天喜 作

第3章と第4章のあいだには、皮影戯の体験コーナーとミニシアターをご用意しました。皮影戯では、皮影をスクリーンの裏側から押し当て、色鮮やかな皮影の陰影を映し出します。皮影がどのように動き、皮影“戯”となるのか。体験と映像を通じて、皮影戯の美しく幻想的な世界をおたのしみ下さい。
ミニシアターでは、本展のために中国で特別収録した皮影戯(影絵劇)のショートムービーを上映します。
チャン・イーモウ監督の不朽の名作ともいえる映画「活きる」に撮影協力した人形遣いの名手=劉華氏らが操る皮影の躍動感は必見!

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/277954/LL_img_277954_2.jpg
始皇帝巡行図/汪天喜 作

~第4章 匠が生み出す皮影(ピーイン)の名作~
本章では陝西省を代表する皮影作家・汪天喜と趙百平による名作をご覧いただきます。皮影戯の道具という枠を超えた、匠ならではの精緻な彫刻、圧巻のスケールをご堪能下さい。

<汪天喜/Wang TianXi>
1959年、陝西省華県生まれ。陝西省工芸美術大師。
伝統芸術を継承しつつも革新を続け、その技術の高さから陝西皮影を牽引する第一人者。壮大な作品の中に宿る、繊細で優雅な彫刻に定評がある。

<趙百平/Zhao BaiPing>
1963年、陝西省生まれ。陝西省工芸美術大師。皮影彫刻芸術の巨匠・李占文(LiZhanWen)が持つ技術や精神の全てを受け継いだ、最後の愛弟子。本展出品の「黄河陣」は、代表作のひとつ。

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黄河陣/趙百平 作

【本場の味!陝西グルメを食す!!】
かつて14の王朝が都を置いた陝西省は、グルメの宝庫!モチモチとした食感がたまらない「ビャンビャン麺」、ジューシーなお肉がクセになる中国式ハンバーガー「ロージャーモー」など、陝西省出身の料理人が腕を振るいます!美術館向かいのレストラン「馥(ふく)」にて、展覧会期中のみ。(11時~21時 不定休)

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/277954/LL_img_277954_4.jpg
難読漢字としても話題の「ビャンビャン麺」

~ 開催概要 ~
主催 : 公益財団法人日中友好会館、陝西省文化観光局
協力 : 陝西省対外文化交流促進会、
公益財団法人現代人形劇センター
後援 : 中華人民共和国駐日本国大使館、渭南市文化観光局、
中国文化センター、公益社団法人日本中国友好協会、
日本国際貿易促進協会、一般財団法人日本中国文化交流協会、
日中友好議員連盟、一般財団法人日中経済協会、
一般社団法人日中協会
会場 : 日中友好会館美術館
(東京都文京区後楽1-5-3 後楽国際ビルディング1階)
会期 : 2021/9/17(金)~11/7(日)
開館時間 : 10時~17時(金曜日は20時まで開館)
※新型コロナウイルスの感染拡大状況により変更の可能性あり
休館日 : 月曜日
本展ウェブサイト: http://www.jcfc.or.jp/shaanxipiying2021/


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プレスリリース提供元:@Press
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