青森の文化を満喫できる宿「星野リゾート 青森屋」は、一年中青森ねぶた祭を満喫できる「ねぶた尽くしプラン」を販売します。ねぶたの迫力で寝かせない客室「青森ねぶたの間」に泊まり、ショーレストラン「みちのく祭りや」で跳人(はねと)とお囃子(はやし)を教わり、ねぶたのお面づくりが体験できるプランです。祭りの季節以外にも青森ねぶた祭の迫力を感じられ、忘れられない青森旅行ができます。
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背景
青森屋は「のれそれ(*1 青森の方言で目一杯という意味)青森~ひとものがたり~」をコンセプトに、祭りや方言、食などの青森の文化を満喫できる宿を目指しています。食事や温泉だけではなく、客室で過ごす時間も忘れられないものとなるように、青森の文化を象徴する「ねぶた」をテーマにした客室「青森ねぶたの間」が2019年4月に誕生しました。今回は、青森ねぶた祭を満喫できる1泊2日を提案するため、ねぶたに関連する客室、食事、アクティビティを組み合わせた、ねぶた尽くしプランを販売します。
青森ねぶた祭に欠かせない4つの要素
1 ねぶた
和紙と針金で形づくられた人形型の立体的な灯篭のことをねぶたと呼び、台車に飾り付けられているものをねぶたの山車(だし)と呼ぶこともあります。ねぶたそれぞれに、歴史上の人物や伝説、神仏にまつわるテーマがあり、源義経が津軽海峡を渡る場面や日本武尊(やまとたけるのみこと)が勇ましく戦う場面などが表現されます。そのテーマは毎年変わり、6日間の祭りのためだけに作られ、祭りが終了すると解体されます。
2 跳人
跳人は、頭に花笠、白い浴衣に赤やピンクのたすき、腰に黄色いシゴキを身に付け、「ラッセーラ!」の掛け声をかけながら、跳ねる動きで祭りを盛り上げます。この衣装を身に付けていれば、誰でも跳人として祭りに参加でき、祭りの期間中にはのべ9万人もの跳人が参加するといわれています。
3 お囃子
お囃子を演奏する人のことを「囃子方(はやしかた)」と呼びます。楽器は、笛、手振り鉦(がね)、太鼓の3種類です。そして、お囃子はねぶたが街を運行するときの「進行ばやし」、小屋から出るときの「小屋出し」、小屋へ戻るときの「戻りばやし」など数種類あります。青森ねぶた祭では、各団体が囃子賞を目指して音色の美しさを競います。
4 ねぶた師
ねぶたは、ねぶた師と呼ばれる制作者によって作られます。テーマ決めから構想、実際の制作までは約1年かかるため、祭りが終わるとすぐに翌年のねぶた制作が始まります。1台の大型ねぶたの制作には、ねぶた師を中心にのべ300名の人々が携わります。
青森ねぶた祭の要素を詰め込んだ、ねぶた尽くしプランの内容
<客室>ねぶたに囲まれて過ごせる「青森ねぶたの間」
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室内にあるねぶたの全体テーマは「古代東北の歴史」。東北の地で語り継がれる3人の英雄、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)、阿弖流為(アテルイ)、源義経の伝説を題材にしています。玄関から主室、寝室にいたるまで、ねぶたの迫力を感じられる客室です。
<ショーレストラン>お祭りを再現するねぶた運行と跳人体験
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夕食会場のショーレストラン「みちのく祭りや」で行われる青森四大祭りのショーでは、2台のねぶたが客席の目の前まで迫ったり、前後に傾いたり、回ったり、と本番さながらの迫力ある運行をします。また、スタッフが演奏するお囃子に合わせ、跳人体験ができます。跳ねながら掛け声をかける動作は、体験時間の約5分でも息切れがするほど大変です。実際のお祭りでは2時間も跳ね続ける跳人の躍動感を実感できます。
<アクティビティ1>青森屋スタッフによるお囃子レクチャー
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毎日、ショーレストランで演奏しているスタッフが、お囃子のレクチャーを行います。手振り鉦の持ち方、たたき方、リズムを習い、演奏を体験します。スタッフによるショーを観覧した後だからこそ、お囃子を演奏する難しさ、楽しさを感じられます。
<アクティビティ2>ねぶたのお面づくり体験
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お面の一部に、紙貼りと色付けします。凹凸がある面に和紙を貼ることと、筆を使い均一に線を引く墨書き(*2)とロウ書き(*3)は大人でも難しい工程です。色付けでは、先に塗ったロウが、着色料を混じり合わないようにさせ、さらに灯りが透き通って立体的に見える効果をもたらすことを実感できます。
*2 墨で手足や顔、着物の柄などを書き分けていく工程。
*3 溶かしたロウソクで模様を描いていくこと。
滞在スケジュール例
1日目
15:00 チェックイン
15:30 客室「青森ねぶたの間」でねぶたに囲まれて寛ぐ
18:45 夕食 ショーレストラン「みちのく祭りや」
19:45 青森四大祭りのショーを鑑賞、跳人体験
20:30 お囃子レクチャー
2日目
08:00 朝食 バイキングレストラン「のれそれ食堂」
09:00 ねぶたのお面づくり体験
10:00 チェックアウト
「ねぶた尽くしプラン」概要
■宿泊開始日:2020年4月10日
■料金:37,350円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料別)
■含まれるもの:青森ねぶたの間宿泊、夕食、朝食、お囃子レクチャー、ねぶたのお面づくり体験
■定員:1日1組3名まで
■予約:公式サイト(https://noresoreaomoriya.jp/)にて7日前までに予約
<参考情報>
ねぶたの迫力で寝かせない客室「青森ねぶたの間」とは
青森ねぶたの間は、青森ねぶた祭をテーマにし、2019年4月に完成した1室限定の客室です。ねぶた師である竹浪比呂央(たけなみひろお)氏の協力のもと、玄関、主室、寝室など客室全体にねぶたを設えました。
特徴1 3人の英雄の伝説を表現したねぶた尽くしの設え
<玄関:出迎えねぶた「田村麿と妙見宮の鬼面」>
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征夷大将軍である坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)は、東北の地にいた蝦夷(えみし)との戦いの前に先勝を祈ると、妙見菩薩(みょうけんぼさつ)から、仮面をかぶって戦えと7つの鬼面を授かったといわれています。玄関の扉を開けると、高さ約2mのねぶた絵に表現された田村麻呂の勇ましい表情を見ることができます。
<主室:天境立体ねぶた「東北の雄 阿弖流為(アテルイ)」>
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平安時代初期、東北の地を治めていた阿弖流為は、大和朝廷の度重なる侵攻にも屈せず戦い続けたとされています。主室に設える立体ねぶたは、北方の守護神・毘沙門天(びしゃもんてん)のご加護を得て、鬼神を従え、奮闘する勇姿をあらわしています。幅は約3.2メートル、高さは約1.4メートルです。ソファに腰掛け、今にも動き出しそうな迫力あるねぶたを見上げながら、現実を忘れて過ごせます。
<主室:ねぶた障子「津軽海峡 義経飛龍」>
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青森県や岩手県の一部では、源義経が奥州平泉の地より生き延び、北を目指したと古くから伝えられてきました。義経が、荒れ狂う津軽海峡を渡ろうとする場面をあらわしています。
特徴2 青森ねぶたの間を楽しんでもらうための仕掛け
(1)跳ねられる廊下「跳人(はねと)ロード」
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跳人とは、青森ねぶた祭の踊り手のことです。「ラッセラー!」の掛け声とともに左右2回ずつ跳ねるステップで、祭りを盛り上げます。玄関から主室に続く廊下の床には、跳人の足跡が付いており、それに合わせて進むと、自然とステップを踏むことができるようになっています。客室にある跳人の衣装を身につけ、好きなときにいつでも跳ねられます。
(2)ねぶた絵が変わる寝室の天井
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寝室の天井にあるねぶた絵は、見る位置によって見えるものが異なります。主室から寝室に向かい、立った状態で天井を見ると、義経の勇壮な顔が見えます。一方で、ベッドに横になり、下から天井を見上げると、義経が竜馬と共に津軽海峡を渡る場面が見えるようになっています。
(3)テレビを見るときだけ開ける「TV見っかねぶた」
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客室で現実を忘れて過ごせるように、テレビを隠すためのねぶた絵のパネルを設置しました。パネルを両側にスライドすると、テレビが現れます。テレビを見ないときにはねぶた絵の鑑賞ができ、テレビを見るときには開ける楽しみがある仕掛けです。
特徴3 ねぶた師・竹浪比呂央氏によるねぶた制作協力
青森ねぶたの間に設えるねぶたは、ねぶた師である竹浪氏の協力を得て制作しました。竹浪氏は、1989年に初の大型ねぶたを制作して以来、ねぶた大賞はじめ多数の賞を受賞しているねぶた制作者です。青森ねぶたの間の作品には、古代東北の3人の英雄を題材に選び、そこに東北の復興という願いや祈りを込めています。
「青森ねぶたの間」概要
■料金:1泊 31,400円~(2名1室利用時1名あたり、税別、夕朝食付)
■客室数:1室
■定員:3名
■広さ:71.5平米
■予約:公式サイト(https://noresoreaomoriya.jp/)より3日前までに予約
■イメージ動画URL:https://youtu.be/E1l2rkW3mbI
■ねぶた制作協力:竹浪比呂央ねぶた研究所(http://takenami-nebuken.com/)
星野リゾート 青森屋
「のれそれ(*青森の方言で目一杯の意味)青森~ひとものがたり」をコンセプトに、青森の祭りや方言などの文化を満喫できる温泉宿。約22万坪の敷地内には、池や古民家の点在する公園もあり、食事や多彩なアクティビティを楽しむことができる。
〒033-8688 青森県三沢市字古間木山56/客室数 236室
https://noresoreaomoriya.jp/
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