『ネット不正の検出と防止(FDP)市場規模、2024年までに154.5億米ドルに成長』 – フロスト&サリバン最新ICT 予測


米国本社のもとグローバル市場調査とアドバイザリーを提供する、フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社(東京都港区/代表取締役 山村浩/以下、フロスト&サリバン)は、「企業のセキュリティに対する懸念が、世界の不正検出および防止ソリューションを牽引(Enterprise Security Concerns Drive Global Demand for Fraud Detection & Prevention Solutions)」について調査レポートを発表いたしました。


画像 : https://newscast.jp/attachments/C77RGJ3OrFUghVJwD9ZS.jpg


フロスト&サリバンの最近の調査によると、企業のインターネット上での不正行為の検出および防止の必要性が増しており、それにより不正検出および防止(FDP)市場の拡大が加速しています。FDPソリューションは、不正の可能性のある行動を特定するために認識および認証技術を活用しており、疑いのある行動や一貫性のないデータ要素を企業が調査し、金銭および名声面の損害から守る支援をします。FDP市場の規模は2020年の93.2億ドルから、2024年までに154.4億ドルに成長し、年平均成長率は13.5%に達すると予測されます。
欧州・中東・アフリカ地域(EMEA)および北米が、調査対象期間中のFDP市場の成長に最も貢献している2つの地域です。EMEAの需要はその厳しい法規制環境による部分が大きく、それにより不正防止ソリューションの必要性が拡大しています。インターネット上で増加する米国企業を対象とした攻撃は、北米のFDPソシューションの需要を増加させるでしょう。
フロスト&サリバン、セキュリティ部門リサーチディレクターのジャラド・カールトンは、以下のように分析しています。
「パンデミック下のオンラインバンキング、eコマースといった企業の急速なデジタル化は、サイバー攻撃の急増をもたらしました。それにより、企業はエンドユーザーにシームレスな体験を提供しつつ、全体的なセキュリティを確保するために、不正管理、不正分析などの高度なFDPソリューションの導入をせざるを得なくなりました。
「世界中の活発な法規制強化もFDP市場を牽引する重要な要因の1つです。企業は決済サービス指令2(PSD2)のような新たな法規制に従うため、予算の問題がありながらも不正対策ソリューションに投資をする以外選択肢はないでしょう」(カールトン)。
企業のデジタルトランスフォーメンションおよびその安全性確保を支援するために、FDPベンダーは以下に注力すべきでしょう:
• 継続的なユーザー認証の実施:業界企業は、既存顧客、潜在顧客に対し、継続的なユーザー認証ソリューションの有効性および効率性を証明する必要があります。
• アプリケーションプログラムインターフェイス(API)へのセキュリティの実装:業界企業はAPI設計者およびデータ保護専門家と協力し、最高レベルのセキュリティ基準を設計、実装すべきです。
• 行動的生体認証(behavioral biometrics)の導入:ベンダーは、誤検出を最小限に抑え、精度を向上させる人工知能(AI)および機械学習(ML)を活用した行動的生体認証セキュリティの実装を顧客に奨励すべきです。
世界の不正検出および防止(FDP)市場は、フロスト&サリバンのセキュリティ部門による最新調査分析の一つで、Frost & Sullivan Leadership Councilを通して閲覧可能です。Frost & Sullivan Leadership Councilは、企業がこの不透明な未来で成功するための、継続した成長機会の流れを特定するためご支援します。 


英語原文:


https://www.frost.com/news/enterprise-security-concerns-drive-global-demand-for-fraud-detection-prevention-solutions/


日本語版編集:


画像 : https://newscast.jp/attachments/0Sfisa2rwlCyPsD0Odpa.png


新原徹也 / フロスト&サリバンAPAC ICT部門ディレクター
日本国内及びAPACの ICTとサイバーセキュリティ市場の調査において約15年の経験を有し、市場規模やトレンド、市場予測や競争環境に関する知見を有する。


画像 : https://newscast.jp/attachments/5tDO57WqHWBMqk0fT0Pj.jpg


【フロスト&サリバンについて(本社:米国)】


フロスト&サリバンは、60年以上に渡り、フォーチュン1,000社、行政機関、投資家に向け、持続可能な成長戦略の策定をご支援してきました。経済情勢の変化に即応すると共に、破壊的技術を見出し、新たなビジネスモデルを立案することで、将来の成功へと導く革新的な成長機会を創り出します。


フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社


設立:2014年1月
沿革:2009年3月 日本支社「フロスト&サリバン インターナショナル」設立
2014年1月 日本法人「フロスト&サリバン ジャパン株式会社」設立
代表者:山村浩(代表取締役)
所在地:〒107-6123 東京都港区赤坂5丁目2番20号 赤坂パークビル23階
URL: https://frost.co.jp/


本リリースに関するお問い合わせ


フロスト&サリバン 広報マーケティング担当 三田
フロスト・アンド・サリバン株式会社PR事務局(SivanS株式会社内)
担当:高谷
Email: marketing.jp@frost.com




詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
【広報・PRご担当者様へ】掲載費0円で御社製品をPRしませんか?