GDPやHACCPに対応する温度管理プラットフォーム「オントレイシス クラウド」提供開始

デジタルハイブリッドのトッパン・フォームズ株式会社(以下トッパンフォームズ)は、医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインやHACCP(ハサップ、Hazard Analysis and Critical Control Point)に沿った衛生管理の制度化に対応する温度管理プラットフォーム「オントレイシス クラウド」の提供を開始します。当社が提供する温度ロガー「オントレイシスタグ」で取得したデータの一元管理が本プラットフォーム上で可能になります。輸送温度のリアルタイム監視と温度と位置情報のログデータ保管を実現し、温度管理が必要な医薬品や食料品などの輸送・保管時の品質向上に貢献していきます。
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【背景】
現在、日本国内では厚生労働省の主導により、医薬品や食料品を中心に安全性向上の取り組みが進められており、定温輸送を含む輸送・保管時の品質管理ではさらなる厳格化が求められています。
医薬品関連については、医薬品の流通過程における国際品質管理基準であるGDPに準じたガイドラインが2018年12月に厚生労働省から公表されており、医薬品の輸送・保管に関わる医薬メーカー、医薬卸、倉庫、運輸などの企業が対応に迫られております。
同様にHACCPについても、2020年6月までに施行の改正食品衛生法において、原則として全ての食品等事業者に、国際的に推奨される食品衛生管理手法であるHACCPに沿った衛生管理に取り組むことが盛り込まれています。
このような状況下で、各企業は物品輸送時の温度ログの取得や管理など取り組みを進めています。

【特長】
1.リアルタイム温度監視が可能
オントレイシス タグで取得した温度ログデータを、スマートフォンまたはゲートウェイ端末を経由してクラウド上に転送することで、物品の温度管理がリアルタイムで監視できます。

2.位置情報も同時に管理
スマートフォンおよびゲートウェイのGPS情報と温度ログデータを紐付けて、輸送時の経路や時間、温度変化時の環境の把握などに活用できます。

3.温度逸脱時のメール通知が可能
輸送・保管時にあらかじめ設定した温度範囲を逸脱した場合は、管理者にメールを通知します。

【今後の展開】
トッパンフォームズは、「オントレイシス クラウド」関連で1億円の売上を目指します。
また、高機能保冷剤「メカクール」や保冷箱、「オントレイシス」シリーズなどを組み合わせた温度管理ソリューションの提供により、お客さまの輸送品質の向上に貢献していきます。

【参考情報】
■オントレイシス タグについて
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オントレイシス タグは、本体と外部ケーブルの先端の2カ所に温度センサーを装備し、保冷箱内の温度計測だけでなく、保冷箱外の周辺環境の温度計測を行うことができる温度ロガーです。また、アクティブ通信とパッシブ通信の2つの通信機能を搭載しています。アクティブ通信時は、BLE通信を使用することで、複数のタグからデータを一括自動取得することができます。パッシブ通信時は、自ら電波は発さずにNFC通信を使用し、個別に通信を行います。
表1: https://www.atpress.ne.jp/releases/187063/table_187063_1.jpg

以上

* BLE(Bluetooth Low Energy)とは、近距離無線通信技術Bluetoothの拡張仕様の一つで、少ない消費電力で通信が可能。
※「デジタルハイブリッド」「Ontrasys/オントレイシス」「MechaCool/メカクール」は、 トッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。
※その他記載された製品名などは各社の登録商標あるいは商標です。


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