HOYA暗所視支援眼鏡「HOYA MW10 HiKARI 」 熊本県天草市にて全国初の福祉用具「日常生活用具」の給付対象に

HOYA株式会社メディカル事業部(以下「HOYA」)は、2018年春に夜盲症により暗所で物が見えにくい方の支援を目的として世界でも前例のない*(*HOYA社内調査)暗所視支援眼鏡「HOYA MW10 HiKARI」を発売しました。
発売以来、多くの当事者の方々や医療及び福祉機関にて評価頂いてきましたが、この度、全国で初めて熊本県天草市にて福祉用具「日常生活用具」の給付対象になりました。

福祉用具には、厚生労働省で認定し全国一律で購入者への補助金が支給される「補装具」と、地方自治体で独自に補助金の支給を定める「日常生活用具」の2種類があります。
天草市では、当事者である市民の要望・意見等をもとに検討をした結果、2019年7月1日より、「日常生活用具」の給付対象とすることを決定しました。

夜盲症の症状を抱える当事者の方が多く加入している熊本県網膜色素変性症協会(JRPS熊本)の山本悟会長は以下述べています。
「この度、天草市が全国に先駆けてMW10 HiKARIを日常生活用具に適用する決定を行ったことを嬉しく思います。視覚障がい者が用いる装具に限りがあった状況で、MW10 HiKARIが広く普及すれば就労の可能性をはじめ社会との繋がりを持ち続けて、また災害時の対応など患者の生活の質が向上すると確信します。私たちも希望を持って生きていけます。」

MW10 HiKARIはHOYA独自開発の小型低照度高感度カメラで捉えた像を、明るい映像として装用者の目の前の有機ELディスプレイに投影する眼鏡タイプのウェアラブル機器です。夜盲症の方々が本機器を装用することで、暗所においても対象物を自然な色彩で見ることができるようになります。

さらに2019年5月より標準と広角の2種類のカメラレンズを標準装備しており、広角レンズを使用することで、明所・暗所を問わず視野狭窄でお困りの方に、広範囲な視野を提供できるようになりました。

本機器は2019年7月1日時点で全国33店舗または施設にて販売されており、さらに7施設にて装用体験ができます。商品、販売店等のお問い合わせはHOYA MWコールセンター(電話0570-003-487、平日10時半~17時)で受け付けております。



HOYAについて
1941年に東京、保谷町(現在の西東京市)で創業したHOYAは、高度な先端技術を軸に、エレクトロニクスならびに医療関連製品を製造・販売する医療技術企業です。HOYAは現在「情報・通信」と「ヘルスケア」の事業領域において、光学レンズ、HDD用ガラスディスク、半導体、液晶パネル用の高精細部品、さらにはメガネレンズ、コンタクトレンズ、医療用内視鏡などの事業を展開しています。世界に150以上の拠点、子会社を有し、37,000人の社員を擁するグローバル企業です。メディカル事業部は、白内障によって白濁した水晶体を取り出した後に挿入する人工水晶体である眼内レンズを開発・製造・販売するHOYAグループの事業部門です。
詳細については、http://www.hoya.co.jpをご覧ください。

【広報・PRご担当者様へ】掲載費0円で御社製品をPRしませんか?