Tokyo International Gallery、新進気鋭のアーティストによるグループ展“H-C三N”を10月1日-11月10日に開催

Tokyo International Gallery(TIG)は、10月のグランドオープンに際し、新進気鋭のアーティスト、マイケル・ホー、カイ・ワタナベ、水戸部 七絵、川井 雄仁によるグループ展“H-C三N”を開催いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/227189/LL_img_227189_1.jpg
H-C三N

“H-C三N”
―シアン化水素-“恐怖心”との対話は真の“己”を浮き彫りにさせる―

たった一つの生命体―COVID-19の出現は
抗うことのできない“恐怖心”を蔓延させ
“社会”という厚い建前の下に息を潜めていた社会の歪みや脆さ、
分断や差別、格差や不条理への怒りや悲しみといった
心の底に沈む感情の闇を露呈させた。
その様相はまさに無秩序な“恐怖心”が世の中を支配した第二次世界大戦下、
ホロコーストで使用されたシアン化水素を彷彿とさせる。

皮肉にも、世の中が“繋がっている”ことを証明し
人は皆等しく(死に向き合う)“平等な”生物であるということを示したのは
国境などものともせず、資本主義経済を狂わせ日常の景色を変えた
このCOVID-19である。

そしてこのウイルスによる一連のパンデミックがもたらした最大の産物は
意味を成さない社会的システムからの解放と身体的コミュニティからの隔離による
アイデンティティの喪失だった。

誰もが想像しなかった領域へ今尚向かっている先の見えない未来を前に、
アーティストは真に“己”に向き合うことを通しこの世の中を咀嚼する。
油絵具、土、3DCG、コード。自らの“言語”を用いて
キャンバスと格闘し増幅しかたまり、やがて溶けていくプロセスは
形を止めることなく変化する有機体のようだ。
鑑賞物を前に己の中の恐怖心に向き合おうとする瞬間、あたらしい対話、言語が生まれるはずだ。
“恐怖心”が美しさを讃えるとき、あなたは何を語るだろうか。


■Michael Ho
マイケル・ホー(何明希)
1996年、アメリカ・ハワイ島で生まれ、同島で育つ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)芸術学部で美術を学び、2018年に最優等賞を取得して卒業。美術学士。大学在学中は、バーバラ・クルーガー、ラリ・ピットマン、アンドレア・フレーザー、キャサリン・オーピー、エイドリアン・ウォン、エイドリアン・サックス、メアリー・ケリー、シルケ・オットー・ナップといった芸術家や教授に師事し、共同制作もした。2018年、大学卒業後まもなく拠点を東京に移し、東京と香港で作品の発表を開始。視覚意味論と疑似教訓主義に焦点を当てた絵画や彫刻にアメリカのポップカルチャーを取り入れ、見る者との間に活発な対話が生じるような、より複雑な絵画の可能性を追求している。
@michaelho_official
https://www.instagram.com/michaelho_official/?igshid=866j2sssqdyj


■Kai Watanabe
カイ・ワタナベ
カイ・ワタナベは1999年にイタリアのローマで生まれ、2000年にカリフォルニアに移住。10代前半からデザインを学び、実践してきたメディアアーティスト、デザイナー。アメリカのトップ大学の一つであるカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に在籍。彼は現在UCLAの最終学年で、デザイン・メディア・アートの学士号を取得。在学中、彼はモーショングラフィック作品を制作し、アメリカと日本でプレミア上映された。
メディアアーティストとして、カイはインタラクティブで没入型の体験を通して、アートとテクノロジーの境界線を検証している。このような体験を通して、数学や科学など、伝統的にアートの領域外と理解されてきた分野が、同じように創造的で表現力豊かな分野として認識されるように、アートに対する認識を広げられるよう模索中。アートの定義を広げることで、より大きな社会問題に複数の視点から、あるいはこれまで歓迎されていなかった視点からアプローチすることを正常化することができると考えている。
https://kaiwatanabe.org/


■Nanae Mitobe
水戸部 七絵
2011年に名古屋造形大学を卒業後、関東を中心に作家活動を行っている。以前から描く対象として マイケル・ジャクソン等の象徴的な存在を描いたが、2014年のアメリカでの滞在制作をきっかけに「DEPTH」シリーズを発表し、2016年の愛知県美術館での個展では4m近くの大作一点を会場中央に展示した。いずれも顔をテーマに絵画の本質を追求している。主な個展に2018年「DEPTH-Tranquil Pigment-」(florist gallery N)、2016年「APMoA, ARCH vol.18 DEPTH?Dynamite Pigment」(愛知県美術館)、「水戸部七絵展」(gallery21yo-j)、2014年「ABRAHAM」(LOOP HOLE)など。
@nanaemitobe
http://nanaemitobe.com/profile.html


■Kazuhito kawai
川井 雄仁
1984年茨城県に生まれる。ロンドンのチェルシーカレッジオブアートで現代アート学ぶ(2007年 BA(HONS) ファインアート科卒業)。帰国後会社員を経て、茨城県立陶芸大学校で陶芸を学び、2018年同校研究科卒業。現在は茨城県にて制作を行っている。主な個展として「The Kitsch」(t.gallery 東京 2019年)、「Freaks」(笠間の家 茨城 2017年)、グループ展として「LOOPな気分でSHOW ME【土塊】」(現代美術 艸居 京都2020年)、「フル・フロンタル 裸のサーキュレーター」(三越コンテンポラリーギャラリー東京2020年)、「±8―現代の陶芸展」(The Shop Taka Ishii Gallery 香港 2019年)などに参加。また、アート京都(2019年)、Art Basel in Miami Beach(2019年)、Frieze Los Angels (2020年)、Art Basel(2020年)など国内外のアートフェアに出品している。
主なコレクションとして高橋コレクションがある。現代アートを学んだのちに、陶芸というメディアと出会ったことで、創造性が解放され突破口を見出す体験をした。ダイナミックな色と形が特徴の陶芸作品は不規則さや醜さ、グロテスクさ、脆さなど様々な表情を見せ、素材によって引き出された自己の内面を重層的に表出している。また積み上げられた土の塊は粘土と自分との対話という時間軸を反映している。
@kazuhitokawai
https://www.instagram.com/kazuhitokawai/?hl=ja


【Tokyo International Gallery(TIG)】
■トーキョーインターナショナルギャラリー
閉鎖的な日本のアートシーンに世界で活躍するアーティストとグローバルな手法を紹介することを使命とし、2019年に設立。環境問題や都市構想、歴史的伝統や表現の自由、個人や集団、主観や客観といった関係性の中で生まれる問いや表現など、社会におけるアートの立場を問い直すとともに、枠組みに捉われない切り口や今まで積極的には語られてこなかった主題もボーダレスに扱いたいと考えており、さまざまな個性を持つアーティストによる実験的な作品を展示することを目指す。またTIGは国際的なアーティストに重点を置いており、アーティストの作品を東京はもとより海外でも展示することも計画中。
最先端の現代アートシーンから数歩遅れている日本のアート市場において、TIGが代理人を務める注目のアーティストを紹介することで、日本のアートシーンを活性化し、香港、ロンドン、ニューヨークなど世界に匹敵するレベルまで高めたいと考えている。2020年10月、TERRDA ART COMPLEX IIにてギャラリースペースをオープン予定。
https://tokyointernationalgallery.co.jp/


【開催概要】
・タイトル :H-C三N
・会場 :Tokyo International Gallery
・所在地 :東京都品川区品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEX II 2F
・開催期間 :2020年10月1日(木)-11月10日(火)11:00-17:00
・オープニングレセプション:2020年10月1日(木)16:00-21:00
・休廊日 :日・月・祝日


【安全・安心への取り組み】
・入口にアルコール消毒液を設置しております。
・スタッフ、出店者の健康・体温チェックを強化し、手洗い・うがい・手指消毒等を徹底しております。
・スタッフはマスクを着用しております。


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プレスリリース提供元:@Press
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