茨城県・取手市では市民の多様な学習意欲に応えるため、専門的知識を持つ講師による「市民大学講座」を開催しています。その一環として、東京大学EMP(エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)の支援を受け「市民大学東京大学EMP特別講座」として、日本最高峰の講師による1回完結型の特別講座も開催し、学びの場を提供しています。
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市民大学特別講座の様子
■東京大学EMP(エグゼクティブ・マネジメント・プログラム)とは
東京大学の持つ最先端の知識と思考を身につけ、教養や洞察力、柔軟性などの高い総合力を備えた人材を育成するための特別プログラムです。理系・文系など既存の枠にとらわれることなく、各分野の最先端で活躍する講師の講義は、高度な内容でも分かりやすく、新たな発見や理解が得られ、大変有意義であるとして好評を博しています。
■取手市と東京大学EMP
取手市では、他市町村にさきがけ、早くから東京大学EMPの支援を得て、平成25年度より、毎年市民向けの講座を開催しています。過去にはノーベル賞受賞者による講演が開催されたこともあり、これまで多くの市民が最先端の研究紹介に触れ、新たな学びを得ています。
■令和4年度に実施(予定含む)の講座は…
令和4年度に実施(予定含む)される講座は以下のとおりです。
〇1講座目:「激しさと静けさ―絵画を通して考える〈存在の意味〉について」
講師:東京大学名誉教授の小林 康夫氏
〇2講座目:「猫に教えられた新しい医療:AIMによる体のゴミ掃除で治らない病気を治す」
講師:一般社団法人AIM医学研究所代表理事・所長 宮崎 徹氏(※)
※崎の字は正式にはたつさき
〇3講座目:「ウイルスは役に立つ―ワクチン開発と新たながん治療法の開発―」
講師:東京大学名誉教授 甲斐 知惠子氏
〇4講座目:「ユニークさを活かすAI・ロボット時代の学び方・働き方」
※申し込み可能
講師:東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー 中邑 賢龍氏
〇5講座目:『「光格子時計」― 新しい時間をつくる』
※申し込み可能
講師:東京大学大学院工学系研究科教授 香取 秀俊氏
■申し込み可能な講座もあります
今年度、まだ申し込み可能な講座もあり、市外のかたも申し込みが可能です。最先端の研究者による専門的講座が受講できる貴重な機会ですので、興味のある方はぜひご応募ください。詳細は下記のとおりです。
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講師写真(左:中邑 賢龍氏、右:香取 秀俊氏)
〇第4回市民大学東京大学EMP特別講座
1. 日程
令和4年11月24日(木)午後1時~3時(開場正午)
2. 講座名(講師)
ユニークさを活かすAI・ロボット時代の学び方・働き方(中邑 賢龍氏)
3. 内容
学校には、勉強ができて協調性がある素直な子ばかりではなく、読み書きや友達と協調するのが苦手な子もいます。学校や社会になじめないけれど、特異な才能を持つ子が、AIやロボットによって社会に参加していく取り組みなどを話します。
4. 申し込み期間
令和4年11月17日(木)まで
5. 関連ホームページ
https://www.city.toride.ibaraki.jp/life-long/bunkakatsudo/shogaigakushu/boshujoho/r4/event/emp_yuni-kusawoikasu.html
〇第5回市民大学東京大学EMP特別講座
1. 日程
令和5年1月17日(火)午後1時~3時(開場正午)
2. 講座名(講師)
「光格子時計」― 新しい時間をつくる(香取 秀俊氏)
3. 内容
普遍な振動現象を利用して、時間を共有する道具が時計でした。かつての天文観測に代わり、現在では、遥かに正確な周期性をもつ原子の振動が時間を決めています。さらに進化した原子時計は、重力によって曲がった相対論的な時空を映し出すことで他者との時間共有の難しささえ浮き彫りにし、原子時計が基礎をおく物理定数の恒常性まで研究の対象にしようとしています。2001年に提案した「光格子時計」は、現行の国際単位系の1秒の精度を100倍以上も凌駕し、「秒の再定義」を迫ろうとしています。この精度では、地上数cmの高低差で、地球に近い時計は重力によって時間がゆっくり進むのを確認できます。最新の研究成果を紹介し、未来の時計の役割を展望します。
4. 申し込み期間
令和4年12月16日(金)まで
※共通事項
【定員】
各回200名(応募多数時は抽選。市内在住優先)
【申し込み方法】
往復はがきか専用申し込みフォームでの申し込み。往復はがきの場合は、往信裏面に代表者含む3名の氏名(ふりがな)・代表者住所・代表者連絡先・講座名を、返信表面にご自身の宛先を明記し、〒300-1592 取手市藤代700 取手市 教育委員会 生涯学習課「講座名○○○○○○」係宛てに送付してください。
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