手取り25万円での雇用を約束したのにパワハラ社長が守らず、給料アップを打診した途端に不当な理由で解雇された組合員がいました。東京都ではコロナ新規感染者が600人を超え、いわゆる「コロナハラスメント」の発生が懸念されます。ハラスメントは、される側の心身を深く傷つけるものです。それでも、今回の組合員は泣き寝入りすることなく、解決に向けて一緒に闘ってくれました。
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コロナ感染者が増加→ハラスメント増の懸念が!
12月10日、東京都のコロナ新規感染者は600人を超えました。
全国的にも新規感染者数が増加しており、医療や日々の生活にますます不安を感じることでしょう。
コロナの発生で「コロナハラスメント(=コロハラ)」という言葉も生まれ、コロナかも?と思っても検査を受けづらい状況であるかもしれません。
ハラスメントは、コロハラだけではありません。パワハラ、セクハラ、マタハラなど、身近なハラスメントは数多くあります。
今回、当ユニオンに寄せられたお悩みは、雇用条件の約束を破ったパワハラ社長から不当解雇されたというものでした。
手取り25万円で就職→実際は15万円!?
※プライバシー保護のため内容を一部変更しております。
山内さん(仮名)は、前から知り合いだった西本さん(仮名)から、「うちの会社で働かないか?」と誘われました。
「山内さんにうちに来てもらえたら、すごくありがたいんだよね。ぜひ来てほしいんだが……手取りで25万円でどうかな?」
「ありがとうございます。一生懸命働きますので、よろしくお願いします!」
山内さんは、西本さんの人柄に好印象を持っていました。そのため、西本さんの雇用条件に承諾し、特に契約書を交わすこともないまま西本さんの経営する会社で働き始めました。
働き始めてすぐ、山内さんは西本さんの本当の顔を知りました。
「なんだよこれ。資料作っといてって言ったじゃないか! なんでまだできてないんだ!」
「す、すみません……っ! 来客対応をしておりまして……」
「言い訳すんな! いいから早く作れ!」
委縮する同僚を汚い言葉で叱責する西本さん。その逆鱗に触れないよう、我関せずで目の前の仕事に逃避する他同僚たち。
(ここでは、西本さんは王様なんだ……)
西本さんと「知り合い」のときは、人当たりのいい姿しか知らなかった山内さんでしたが、「社員」になったいまは、威張り、怒鳴り、社員を駒のように扱うひどい西本さんしか見なくなりました。
いわゆる、パワハラ三昧の西本さんの怒声は、山内さんにも浴びせられました。
「社長、この処理の仕方ですがーー」
「こんなのも分からないのか!」
バンッ! 西本さんはデスクを平手で思いきり叩き、凄まじい剣幕で山内さんを睨みました。途中で言葉を遮られた山内さんは、恐怖を覚えながらも諦めず口を開きます。
「申し訳ございません。処理の仕方を教えていただきたいのですがーー」
「そんなの教えなくても分かるだろ! ったくしょうがねぇなぁ! 1回で覚えろよ!」
西本さんは仕事を教えてくれたのですが、常に怒鳴りながら、デスクを叩きながら……。そのため、山内さんは西本さんに、分からないことや指示を仰ぎたいことを非常に聞きづらくなりました。
(社長はすぐ怒鳴るから、話しかけるのが怖い……)
しかも、会社に誘われたときに提示された「手取り25万円」の給料は、なんと「手取り15万円」しか払われませんでした。
(約束したのに、ひどい! でも、社長が怖いから言い出せない……)
もやもやした気持ちを抱き、西本さんの姿に怯えながら、山内さんは仕事を続けていきました。
給料UPを打診で解雇!悔しい思いをユニオンに相談
山内さんが勤務して3年目になったある日のこと。
(もう3年目になるし、給料のこと、言ってみようかな)
手取り25万円という言葉を信じて入社したのに、いまだに15万円の給料のまま。西本さんには当初の約束を守ってほしいと思い、勇気を出して給料のことを言ってみました。
「あの、社長……」
「なんだ?」
「私をこの会社に誘っていただいた当時、給料は手取りで25万円だと約束されました。しかし、この3年間約束よりも低い、15万円のままです。そろそろ給料を上げていただけませんか?」
「はぁ? そんな約束忘れたわ! 仕事もできんくせに給料上げろだなんて図々しい!」
「でも、社長。お約束いただいたので……お願いします」
「だーかーら! 覚えてないって言ってんだろ! 給料低くて嫌ならやめろ! もう来るな!」
(それって、解雇ってこと?)
会社に来てほしいと誘ったのは西本さんなのに。給料も約束してくれたのに。散々怒鳴られた挙句、解雇されるなんて……。
山内さんは「辞めたくないです」と何度も言いましたが、「嫌ならやめろって!」と、西本さんは聞く耳持ちません。
結局、平行線のまま話し合いは終了。山内さんは肩を落として帰路につきます。
(頑張って働いてきたのに、理不尽だな)
悔し涙を流しながら、山内さんはポケットからあるものを取り出します。それは、ICレコーダーでした。
(念のため録音しといてよかった。不当解雇で、どこかに相談しよう!)
山内さんは、不当解雇を相談できるところをインターネットで検索し、内容証明郵便の発送や団体交渉をすべて一任してやってくれる「みんなのユニオン」を見つけました。
無料相談をしたあと団体交渉を依頼し、山内さんは録音していたデータや西本さんとのLINEのやり取りのスクショなど、解雇の物的証拠をLINEで担当者に送付。ユニオンの担当者はそれらを確認し、不当解雇であることを西本さんに伝え、山内さんの希望である金銭解決に向けて交渉を開始しました。
その結果、西本さんは50万円の解決金を支払うことに承諾したのです。
(西本さんの意識も、これで少しは変わるといいけど)
山内さんは西本さんとの争いが終わり、清々しい気持ちになることができました。
団体交渉を依頼したら、あとはユニオンにお任せ!
「みんなのユニオン」は、無料オンライン労働組合です。組合費が無料であり、オンラインで活動しているため、全国24時間どこからでもご加入いただけます。
不当解雇・雇い止め・内定取り消し・セクハラに関しましても、全国24時間、無料相談を受け付けています。
団体交渉のご依頼後、組合員と担当者の主なやり取りの方法は、LINEです。もちろん、電話やメールでも対応しています。
実際に事務所に来ていただき、対面で話をすることがないので、「利用しやすい」と喜びの声をいただいています。
また、面倒な書類作成や交渉なども、全部ユニオンが一任して行いますので、組合員の負担になることはありません。
組合員が気軽に利用できるユニオンとして、今後も活動していきます。
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