シミやそばかす、シワの原因になると言われる日焼けは避けたいものです。
ですが、うっかり日焼け止めを塗らずに外に出てしまった場合や思った以上に焼けてしまうこともあるかもしれません。
そんな時の対処法をご紹介します。
日焼けの進行レベル
紫外線をたくさん浴びてしまうと、日焼けが起こりますが、これには時間による段階があります。
紫外線を浴びてから8時間~24時間の間に炎症が起こり、サンバーンと呼ばれる赤くなる日焼けが生じます。
日焼けとは、皮膚が紫外線によって火傷している状態です。
そのため、肌が赤くなるだけでなく、お風呂に入ったりするとヒリヒリすることも少なくありません。
2~3日すると赤みや痛みは治まりますが、代わりにサンタンと呼ばれる黒くなる日焼けに代わってしまうこともあるので気を付けなくてはなりません。
日焼け後の基本のアフターケア
黒くなるとシミなどの原因にもなりますので、日焼けをしたら3日間、72時間のアフターケアが勝負です。
ここからは、日焼け後のアフターケアの基本をご紹介します。
冷却する
まずは、肌をしっかり冷やしましょう。
赤くなるサンバーンは、肌が火傷しているのと同じ状態なので、冷やすことがポイントです。
お顔なら保冷剤をタオルやガーゼで包んで肌に当てることや水着などで全身が赤くなっている時には冷たいシャワーを浴びて冷やすのがおすすめです。
潤い補給
日焼けするとお肌のバリア機能が弱まり、お肌が乾燥しやすくなります。
このままで過ごすと、さらに日焼けしやすくなるなど、肌ダメージが蓄積されてしまいます。
お肌をいたわり、お肌のバリア機能を回復させるためにも、優しく洗ったお肌にローションをたっぷり吸収させましょう。
これ以上吸わないまで、優しくハンドプレスしながら浸透させることがポイントです。
その後、乳液やクリームなど油分を補い、お肌から潤いが逃げ出さないようにケアします。
レベル別のケア
基本のアフターケアに加えて、日焼けレベル別のケアもプラスしましょう。
紫外線の当たり方によって、以下のケアも追加すると、より肌ダメージの軽減につながります。
短時間だけ日に当たってしまった場合
日焼けをして黒くなり、シミが残るのはメラニンが生成して沈着してしまうためです。
ビタミンCには、メラニンの生成を抑える働きが期待できるので、ビタミンCを積極的に補給しましょう。
日焼け直後はお肌が敏感になっているので、ビタミンCが含まれるコスメを使うより、内面からのケアがおすすめです。
ビタミンCがたっぷり含まれる旬のフルーツや野菜、オレンジジュースなどを積極的に摂取しましょう。
皮が剥けるほど焼けてしまった場合
日焼けが酷くなると、皮が剥けることがあります。
これは、紫外線によって肌細胞が死んでしまい、ボロボロと剥がれていく状態です。
もっとも、肌細胞は常時生まれ変わっているので、しばらくすれば肌が再生します。
黒ずみが残らないよう、基本のアフターケア、ビタミンC補給をするとともに、お肌のターンオーバーをしっかり促すケアをしましょう。
お肌を傷めてしまうので、皮を無理に剥くのは厳禁です。
そのうえで、傷んだ皮膚の再生を促すビタミンA、ターンオーバーを促進するビタミンEを摂取しましょう。
ビタミンAは緑黄色野菜などに、ビタミンEはアーモンドや卵、レバーなどに豊富に含まれています。
ターンオーバーを促すため、不規則な生活は避け、睡眠もしっかり取ってください。
まとめ
うっかり日焼けしてしまったら、冷却する、潤い補給するなど、基本のアフターケアを行いましょう。
日焼けレベル別に追加のケアも行うのがシミを残さないコツです。
短時間だけならビタミンC補給を、皮が剥けるほどならさらに追加でビタミンAやEを補給し、睡眠をしっかり取ってターンオーバーを促しましょう。