VOL2.セレブはYES!ボディ改造派か否か

2006年第2回目のあおりのコラムでございます。
前回はセレブに迫りましたが、セレブをもう少し突っ込んでみたいと思います。
セレブといえば女優、女優といえばセレブ。女優といえば整形てなことで、セレブアクトレスの改造度は、データ重くて修復不可能なくらい、かなりのものといえましょう。
全身改造度でいやあ、断然デミ・ムーア。マドンナのボツリヌス菌、聖子松田のケミピーが可愛くみえます。
全身改造のおかげさまか、15歳年下のアシュトン・カッチャーと再婚するちゅう偉業まで達成。
何だか『ディスクロージャー』の怖いおばはん、『G・I.ジェーン』の脳みそ筋肉女を地でいく勢いでございます。『ゴースト』でホロホロと流した涙はウソ、正にニューヨークの幻でございました。

セレブはYES!ボディ改造派か否か
彼女が話題に登るたびに、対抗馬として取りざたされるのが、本当かウソか知らぬが、アンチ整形派のシャロン・ストーン47歳。
究極のアンチエイジングアイテム、ディオールの”カプチュールトータル”がリニューアルされ、この度めでたくイメージキャラにも選ばれています。
ディオールが有名女優、しかも50歳手前のおばはんを選んだことで美容業界に激震が走ったもよう。
シャロンのコピーは「20歳のときより、いま、美しく。」
しっかしウォン・カーウァイが手がけた、ディオールのプロモムービーは秀逸。いや美しいの何の。『氷の微笑』の下品さがシェイブされ、油分が抜けたナチュラルが感じられます。

デミとシャロンが戦闘態勢に入っているかは不明だけれど、片やハリウッドきってのIQ女優でディオールと契約。片や年下はゲットしたが、アカデミー賞前夜、最低映画を決めるという映画賞・ゴールデンラズベリー賞で最低助演女優(『チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル』)を受賞。チャーリー出演でビキニ姿を披露するため、5000万円もかけて全身改造したのに裏目っている感がいなめません。

ちなみにYES! 高須先生はどう見ても40歳代、CMでの不自然なツル顔が見るモノの神経をクラクラと麻痺させそうな若さを体現。
某所で男性に「お若いですね。あっちのほうも……?」と下世話なクエッションをぶつけられ「ああ、まあね」と自信ありげに答えたそう。
しかし先生はその後「大きなのっぽの古時計」を寂しげに口ずさんでいたと、西原理恵子画伯に『新潮45』(新潮社刊)で暴露されておりました。
いまはもう動かないおじいさんの時計を見たいとは思わぬが、平井堅よかセクシーさを感じるのは、わたしだけでしょうか。

I-LOVE-DIOR
ウォン・カーウァイが手がけた、シャロン・ストーン主演カプチュールトータルのムービーがフルヴァージョンで見られます。

Excite CINEMA『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』
ABOUT THE MOVEのTERILERS・GALLERYでデミ改造後のお姿が拝めます。


【イラストレーション おじゃらりか】
あとりえおじゃら所属、日本イラストレーター協会理事。
北千住のあとりえで毎日オリジナルアートを製作する傍ら、雑誌表紙、挿絵などのイラスト、てぬぐいデザインでも活躍。
「伸びやかな線と色の美しさを心がけています。気軽に飾れて、見るたびに、ほっとできるような作品を作るのが夢です」
おじゃらりかのホームページ『あとりえおじゃら