
アロマテラピーの中でも、最も手軽にできる「スチームアロマ」を楽しんでみませんか?
「スチームアロマ」とは、芳香浴のひとつ。ハーブの香りを楽しめるだけでなく、鼻や皮膚を通して体内に取り込まれたアロマオイルの成分によりリラックス、リフレッシュ、イライラの解消など、さまざまな効果をもたらします。
スチームアロマの作り方はカンタン。お湯を張ったマグカップや小さめのボウルにアロマオイルをたらすだけ。今回は、レモングラスを使ったスチームアロマをご紹介します。
レモングラスは、レモンに似た爽やかな香りを持ち、リフレッシュ効果が高いハーブです。仕事で失敗したとき、新生活がスタートし、慣れない環境に緊張感が消えないとき、彼とケンカしたときなど…レモングラスの元気を与えてくれる香りで気分を切り替え、眠っていた活力を取り戻しましょう!
<作り方>
マグカップか小さめのボウル(深めで陶器かガラス容器がお勧め)にお湯を8分目まで入れ、レモングラスのアロマオイルを2〜3滴たらす。お湯は熱湯を避け、70℃くらいのぬるめのお湯にするのがコツです。
<使い方>
立ちのぼる香りに鼻を近づけて深呼吸する。
レモングラスはスチームアロマ以外には、アロマポット、アロマバス、ハーブティー、石鹸の材料、料理などに用いられます。レモングラスのお茶には、消化を促進する効果があり、食前・食後のお茶に向いています。胃腸の調子がよくなくて食欲不振のときなどにおすすめです。爽やかな風味は、疲労回復の効果も高く、集中力が落ちたときや眠気を感じるときに飲むと気分をリフレッシュしてくれます。
レモングラスは、エスニック料理には欠かせない食材としても有名。特に、タイ料理の「トムヤムクン」には必ずレモングラスの茎が入っています。活力をもたらすレモングラスを料理に使うのは、暑い気候の国に暮らす人々の賢い知恵なんですね。