もうすぐ4月。入学や入社、転勤など、環境が大きく変わる方もいるのでは?初めての体験に緊張を強いられる場面が多いと、ホッとできる時間が欲しくなるものです。ストレスを感じるようになると、自律神経がうまく働かなくなり、からだにも影響が出てきます。ストレスをためすぎて不調をきたす前に、アロマテラピーで心とからだを癒し、ゆっくり休むようにしましょう。
今回は、甘い香りがリラックス効果を呼ぶ「ローズレッド」のお香をご紹介したいと思います。ローズレッドは、神経に働きかける作用が強く、気分転換したいときや悩み事があるときなどに最適。優雅なローズの香りは、女性に自信を持たせてくれ、気分も明るくしてくれます。ローズレッドの手づくりのお香で、休日や夜のお休み前などに、のんびりリラックスタイムをお過ごしください。
今回ご紹介するのは、コーン型のものですが、棒状に伸ばしたり、クッキーの抜き型を利用したりして、自分なりにアレンジしてみるのもいいですね。ひとつひとつの作業はわりあい手間がかかるものなので、初めての方はキットを購入して作るのをおすすめします。
<材料>
ローズレッドの精油 5〜15滴
ハーブパウダー(ドライハーブをミキサーで細かくしたものでもOK) 20g
ベンゾイン(固形樹脂) 5g
ハチミツ 小さじ1
水 小さじ2
<用意するもの>
乳鉢
乳棒
厚紙(4cm×4cm程度)
テープ
<作り方>
1.乳鉢にベンゾインを入れ、乳鉢でパウダー状にする。
2.(1)にハーブパウダーを入れてよく混ぜ合わせる。
3.水にハチミツを入れて溶かす。これを(2)に少しずつ入れて練り、手でこねられる固さになったら精油を入れる。
4.厚紙を円すい状に丸めてテープで止め、この中に(3)を詰める。2〜3日ほど乾燥させて出来上がりです。
ローズレッドは、お茶としてもよく飲まれ、その深い鎮静作用とリラックス効果で知られています。ホルモンの分泌を調整する効果も優れているので、生理不順や更年期障害の症状もやわらげます。風邪のときなどにはのどの痛みを抑えるのにも強い効果を発揮します。また、ローズレッドは花を入浴剤として使うのもおすすめ。優れた美肌効果があるうえ、美しい花びらを浮かべたバスタブで華やかな香りに包まれて、リラックス効果抜群です。