【星のや東京】江戸時代の芝居茶屋のもてなしを現代に再現「新春歌舞伎滞在」開催~新年を寿ぐ華やかなひととき~:2023年1月5日~7日


各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。東京・大手町の日本旅館「星のや東京」は、2023年1月5日~7日の3日間限定で、1泊2日の滞在プログラム「新春歌舞伎滞在」を開催します。江戸に暮らす人々は、新年に芝居茶屋のもてなしと共に歌舞伎鑑賞を楽しんでいました。本プログラムでは、歌舞伎にちなんだ室礼が施されたお茶の間ラウンジで、花びら餅や蕎麦に見立てた酒肴を味わうなど、新年を寿ぐ華やかなひとときが過ごせます。


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背景


江戸に暮らす人々にとって新年の楽しみの一つに歌舞伎観賞があり、粋な過ごし方でもありました。その楽しみ方を支えたのが芝居茶屋です。観劇チケットの手配に加え、筋書やお茶、菓子、幕の内弁当、酒肴の提供など、至れり尽くせりのサービスで人々を喜ばせていました(*1)。星のや東京では、当時の芝居茶屋のようなおもてなしで、新年を寿ぐ滞在を提供します。
*1:富澤慶秀・藤田洋監(2012). 『最新歌舞伎大辞典』. 柏書房.


特徴1 新春の芝居茶屋を表現した空間で、観劇前の一服


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宿泊者が居間のようにくつろげる「お茶の間ラウンジ」を、新春の芝居茶屋をイメージして設えます。定式幕を背景に、押隈や浮世絵、歌舞伎の演目にちなんだ扇を飾り、新年の華やぎを演出します。この特別な室礼で提供するのは、花びら餅とお抹茶です。長寿延命を願って大根や餅など固いものを食べる宮中の正月行事「歯固めの義」が花びら餅の原点で、江戸時代に、丸餅に紅色に染めた菱餅を重ねた菱葩(ひしはなびら)の形になったとされています(*2)。牛蒡(ごぼう)の香りと白味噌餡の甘味、羽二重餅の柔らかな食感が特徴です。用意された筋書きを読みながら、観劇前のゆったりしたひとときが過ごせます。
*2:渡部 忠世・深沢 小百合(1998). 『ものと人間の文化史89 もち(糯・餅) 』. 法政大学出版局 .


<室礼について>
押隈 :十代目市川海老蔵
扇  :創業123年「荒井文扇堂(ぶんせんどう)」の、歌舞伎の演目「藤娘」「鏡獅子」「勧進帳
(かんじんちょう)」の扇を飾ります。荒井文扇堂は、各流派の舞踊家や歌舞伎の役者御用達の
老舗であり、都内で唯一、職人を抱える扇専門店です。
浮世絵:明治12年・守川周重(ちかしげ)筆「各方面消防組初出の図」です。江戸の花形であった消防組
の、華やかで活気のあるお正月の様子が描かれています。


特徴2 蕎麦に見立てたモンブランやデザートワインで、観賞の余韻に浸る


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江戸時代の芝居茶屋では、酒肴や水菓子などが次々に供されていました。本プログラムでは、そうした芝居茶屋のおもてなしに倣い、星のや東京総料理長・浜田統之(のりゆき)監修の酒肴とワインを提供します。「宴遊(えんゆう)日記別録」の記述によると、江戸時代、芝居鑑賞後には夜餉(よるげ)として蕎麦が出されていました。そこから着想を得て考えたのが、蕎麦に見立てたモンブランとデザートワインのペアリングです。江戸漆器の蒸篭(せいろ)で提供するモンブランには、和栗のペーストを使用し、中にはジェノワーズ(スポンジ生地)、クレームシャンティ、栗の甘露煮を忍ばせています。さらに、豆皿に添えて提供するのは、蕎麦の薬味に見立てた「七味のメレンゲ」、「生姜のパート・ド・フリュイ*3」、「山葵のプラリーヌ*4」です。実際の蕎麦の薬味のように、モンブランと一緒に食べることで味に変化が生まれます。これらとペアリングさせるのは、甘味とシャルドネの酸味のバランスが良い貴腐ワインです。樽で熟成された、ほのかな甘く香ばしい香りが特徴で、モンブランの味わいに深みを与えます。
*3:果汁などで作るゼリー
*4:ナッツ類を糖衣(とうい)がけしたお菓子。星のや東京ではピスタチオを使用。


特徴3 江戸情緒を感じてお参りをしながら、人力車で歌舞伎座へ


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江戸情緒を感じられるコースで歌舞伎座へ向かいます。日本橋エリアを通り、はじめに訪れるのは、「福徳神社」です。徳川秀忠(ひでただ)が1614年の正月に参詣し、「福徳とはまことにめでたい神号である」と称賛したとされています。続いて訪れる「宝童(ほうどう)稲荷神社」は、江戸時代に徳川家の跡継ぎの成長を守るために江戸城内に祀られていた神社です。子育てや縁結び、商売繁盛にもご利益があるといわれ、現在も多くの信仰を集めています。東京の歴史や地理に詳しい車夫から説明を聞きながら、徒歩よりも高い目線で東京の街を眺める、優雅な時間です。また、人力車での散策をより楽しめるよう、希望者には、鮫小紋や万筋(まんすじ)の江戸小紋、華やかな訪問着など、好みに応じた着物を貸し出します(別料金)。江戸小紋は、武士の礼装「裃(かみしも)」に用いられたのが初めとされ(*5)、無地にはない、やわらかな美しさが特徴です。おめでたい宝尽くしや歌舞伎にちなんだ柄の帯、五嶋紐(ごとうひも)の帯締めなどをコーディネートし、華やかながらも粋な装いで、芝居観劇を楽しめます。
*5:竹内誠監修(2013). 「謎解き! 江戸のススメ」. NTT出版.


<滞在スケジュール例>


13:00 アーリーチェックイン
14:00 着付け(別途料金)
15:00 新春を感じるお茶の間ラウンジで観劇前の一服、筋書、チケットのお渡し
16:00 星のや東京から人力車で歌舞伎座へ(約90分)
17:45 壽 初春大歌舞伎の観劇(幕間で手配されたお弁当を食べる)
22:30 お茶の間ラウンジにて、酒肴とデザートワインを楽しみ、歌舞伎の余韻に浸る


「新春歌舞伎滞在」概要


■期間    :2023年1月5日~7日
■定員    :1日1組(1~2名)
■料金    :1名110,000円、2名180,000円(税・サービス料込、宿泊料別)
■含まれるもの:「壽 初春大歌舞伎」桟敷席チケット、人力車(90分・片道のみ)、幕間のお弁当、
筋書き、お茶の間ラウンジの室礼、花びら餅とお抹茶、酒肴とデザートワイン、
アーリーチェックイン
*着物・着付けはオプション(1 名 60,000 円~)
■予約    :公式サイト([https://hoshinoya.com/tokyo]{https://hoshinoya.com/tokyo})より 14 日前までに予約
■対象    :星のや東京宿泊者
■備考    :チケットの手配状況により料金は変更になる場合があります。
第二部または第三部の演目にてチケットの希望を承ります。
歌舞伎座から星のや東京までの移動は料金に含まれません。


星のや


「夢中になるという休息」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設では、その土地の風土、歴史、文化が滞在時間を豊かにするものとしておもてなしに織り込み、訪れた人を日々の時間の流れから解き放ち、特別な非日常へいざないます。
[https://hoshinoya.com]{https://hoshinoya.com}


星のや東京


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現代に合わせて進化した「塔の日本旅館」。地下2階、地上17階の塔型の空間は、畳敷きの玄関、伝統的な和室や各階のお茶の間ラウンジ、最上階の温泉で構成されています。日本の歳時記に合わせた室礼、日本文化を身近に感じられる体験や日本旅館らしいおもてなしを提供します。
〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目9番1/客室数 84室
[https://hoshinoya.com/tokyo/ ]{https://hoshinoya.com/tokyo/}


<星野リゾートのコロナ対策>


星野リゾートでは「3密回避」と「衛生管理」の2つの対策軸を掲げ、温泉やプールのリアルタイムな混雑状況の見える化サービスや、新しいビュッフェスタイルの提供など、各施設において従来のサービスを進化させています。また、お越しいただく皆さまが安心して過ごせるような様々な滞在コンテンツを用意してまいります。


※詳細内容は下記よりご確認ください。
[https://www.hoshinoresorts.com/information/topics/2020/12/94330.html]{https://www.hoshinoresorts.com/information/topics/2020/12/94330.html}




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