企業と学生がより理解し合うことで、就職予定先に対する不安は減る。条件面だけでなく、自らの成長や働く人と合うかという視点がより重要

株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤 学)のよりよい就職・採用のあり方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:増本 全)は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。

▼詳細はこちらからご確認ください
https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2020/200731-01/

「理解できている、理解されている」という実感を持てているか考えてみましょう。

今回は学生の就職予定先への不安についてレポートします。2020年4月に就職予定だった学生に、大学卒業時点での就職予定先に対する不安の有無を聞くと「不安がある・計」は49.9%に対し「不安がない・計」は26.4%でした。そこで、不安がある、ないを比べると、「就職先への理解」「就職先からの理解」「就職先への納得度」の各項目において「あてはまる」と感じる学生の割合に大きく差が見られました。就職予定先についてはっきりと「理解できている、理解されている」という実感を持てるかどうかで、入社前に不安を感じるかが変わってきます。
理解度や納得度が「どちらかというとあてはまる」から「あてはまる」に変わるために必要なことは人により違いますが、大事なことは自ら「理解できている」と思えるまで行動できるかです。不安がある、ないを比べると、就職先の決め手にも差が見られます。不安がある学生は、福利厚生や地域など条件面がより高いのに対し、不安がない学生は、自らの成長や、働く人が合っているかをより重視している様子が見られます。また、転職意向のある学生が、転職したいと考える理由も比べてみました。最も高い理由は不安がある、ない、共に「キャリアアップを実現するため」でした。
しかし不安がある学生は、不安がない学生に比べ「働きやすい環境で仕事がしたい」「内定先に不満がある」など条件面の理由や、「なんとなく」が高くなりました。キャリアアップのための転職は選択肢の一つだと思いますが、就職予定先に対する不安が転職意向につながってしまうのは望ましくないと考えます。納得して仕事と向き合うためにも、学生と企業相互の理解を深めていくことが重要です。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/221072/img_221072_1.jpg

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■調査概要
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調査目的|大学生・大学院生における就職活動の実態を把握する
調査方法|インターネット調査
調査対象|2020年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2020』(※)にて募集した調査モニターに登録した学生6,369人(内訳:大学生5,246人/大学院生1,123人)
調査期間|2020年3月15日~3月19日
集計対象|大学生 1,118人/大学院生 359人
※リクナビ:株式会社リクルートキャリアが運営している、就職活動を支援するサイトhttps://job.rikunabi.com/2021/
※大学生について、性別、専攻、所属大学の設置主体をもとに、実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、ウェイトバック集計を行っている

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