地域住民、立命館大学教職員・学生、京福電気鉄道社員が活動中 京都府の絶滅寸前種「フジバカマ」の保全活動を実施


 嵐電沿線のボランティアの皆さま、学校法人立命館(法人本部:京都市中京区、理事長:森島 朋三)の立命館大学教職員・学生、および京福電気鉄道株式会社(本社:京都市中京区、社長:大塚憲郎)の社員で構成する「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」は、5月21日(日)、京都府の絶滅寸前種に指定されている「フジバカマ(キク科の多年生植物)」を挿し芽で増やす活動を衣笠キャンパスにて実施します。


 「連携・協力協定」を締結している学校法人立命館と京福電気鉄道株式会社は、地域の皆さまのご協力のもと、SDGs達成に向けた取り組みとして、2021年からフジバカマの保全活動に取り組んでいます。
 当日は同プロジェクトメンバー が参加し、現在衣笠キャンパスで育成しているフジバカマから挿し芽を作り、育苗ポットに分けて増やす作業を行います。
 昨年までは、育苗ポットで育てた挿し芽を10月頃に迎える開花とアサギマダラの飛来の時期にあわせて、嵐電の駅に移設して展示し ていました。3 年目となる今年は、フジバカマが日々成長する過程も見て楽しんでいただけるよう、夏頃から駅や沿線寺社などで育てながら展示する計画をしています。


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昨年の挿し芽を増やす活動の様子


 今後も、地域の皆さまや小学生らと交流しながらフジバカマを増やし、地域とともに希少植物の保全推進・普及啓発活動に取り組んでまいります。
                       記
日 時:2023年5月21日(日)9:30~11:00
場 所:立命館大学衣笠キャンパス(京都市北区等持院北町 56-1)東側広場
主 催:嵐電沿線フジバカマプロジェクト
                                              以上


■フジバカマ(キク科)について
「秋の七草」のひとつで、万葉集や源氏物語をはじめ古典文学などで、古くから人々に親しまれてきたフジバカマ(キク科の多年生植物)は、都市化や環境の変化で激減し、現在京都府の絶滅寸前種に指定されており、府内では、様々な住民団体や社寺などが、フジバカマの育成・保護活動を行っています。
■アサギマダラ(タテハチョウ科)について
アサギマダラは、前翅長40~60mmの可憐なチョウです。アサギマダラの「アサギ(浅葱)」は青緑色の古い呼び名で、翅(はね)の薄水色に由来しています。幼虫は「キジョラン」など、ガガイモ類の葉を食べま す。また、雄の後翅には、雌にはない黒褐色の性標があり、それにより雄雌の区別ができます。「ヒヨドリバナ」や「フジバカマ」「オタカラコウ」など、キク科の植物で吸蜜することが多いです。
■立命館大学の取り組みについて
立命館大学は、「アサギマダラ(フジバカマの花の蜜を好む渡り蝶)が飛来する街づくり」をテーマに、SDGsの目標15にある「陸の豊かさも守ろう」に向けた取り組みとして、 2020年に公益財団法人京都市都市緑化協会(京都市東山区)から苗を譲り受け、衣笠キャンパスでフジバカマを栽培しています。
■京福電気鉄道株式会社の取り組みについて
2010年の嵐電開業100周年に向け、駅の美化と季節感演出、環境保全を目的に、駅と沿線地域の緑化を目指し、2006年に沿線のボランティアメンバーと京福電気鉄道の社員で「嵐電沿線協働緑化プロジェクト」を発足しました。沿線の緑化活動・各駅のプランターの世話をはじめ、沿線小学校で園芸教室を開催し、子どもたちに緑化への取り組みを体験してもらうなどの活動を行っています 。
嵐電をご利用されるお客様が、沿線に咲く花を見て喜んでいただきたいという思いで、皆さまのご協力のもと活動を続け 、「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」にも参加しています。
■学校法人立命館と京福電気鉄道株式会社の連携・協力協定
立命館大学などを運営する学校法人立命館と京福電気鉄道株式会社は、2020年3月13日に地域社会の発展および人材育成への貢献等を目指し、連携・協力に関する協定を締結しました。
同協定に基づく具体的な連携事業として、「地域貢献に関すること」や「SDGs推進に関すること」を掲げており、今回の「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」もその一環として実施しています。






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