妊娠・出産を迎え、赤ちゃんとの生活が始まると、抱っこや遊び方、離乳食など、日々の関わりの中でさまざまなことを学び、考える機会が増えていきます。今回は、産前産後の身体をいたわる方法や赤ちゃんの抱き方・遊び方を実技を交えて学ぶとともに、管理栄養士の視点から、離乳食の進め方や食べ方の悩み、家庭で実践できる工夫について学びました。
また、講座後には参加者同士の交流の時間も設け、子育ての経験や日々の悩みを共有しました。講師から知識を学ぶだけでなく、参加者同士がつながり、それぞれの家庭での子育てに役立つヒントを見つける機会となりました。
開催概要
日時:2026年10月18日(日)10:30~12:00
会場:JAいずみの本店(大阪府岸和田市別所町3-13-20)
対象:妊娠4ヶ月~10ヶ月の妊婦さんとご家族 / 生後2ヶ月~1歳頃の赤ちゃんと保護者
参加費:無料
参加者の声
・育児についての具体的な内容を講義していただけるので、とてもためになります。(産後3ヶ月・ママ)
・参加されている方とのコミュニケーションもファシリテーターの方がいらっしゃるので話しやすい雰囲気で発言しやすいです。(産後7ヶ月・ママ)
・男1人で参加しましたが、大変勉強になりました。抱っこの仕方ももちろんですが他の親御さんの意見が聞けたのが勉強していく意識につながりました。ありがとうございます。(妊娠7ヶ月・パパ)
・温かい方ばかりで色んなことを聞けて私たち家族のためになる1日でした!ありがとうございました!(妊娠6ヶ月・ママ)
・今回も楽しく有意義な時間を過ごせました。新たな知識も加わり子育ても楽しくできます。(産後7ヶ月・ママ)
妊娠中・産後の身体を整え、赤ちゃんとの関わりを学ぶ
前半は、産前産後マタニティヨガ・ベビーヨガ講師の越路綾子より、妊娠中・産後の身体をいたわる方法と、赤ちゃんの抱っこや遊び方について、実技を交えながら学びました。
赤ちゃんの身体を支え、心地よい抱っこを
赤ちゃんを抱っこするときには、頭や首を支えながら、赤ちゃんの身体と抱く人の身体を近づけることが大切です。赤ちゃんの成長や発達に合わせて、身体の支え方や抱き方を工夫することで、抱く人にとっても無理の少ない姿勢につながります。
講座では、赤ちゃんの身体を丸く包み込むような抱っこも実践しました。赤ちゃんの様子を感じ取りながら、心地よい姿勢を一緒に探していきます。抱っこは、泣いている赤ちゃんをあやすためだけのものではありません。赤ちゃんの身体に触れ、反応を感じ取りながら関わる、大切なコミュニケーションのひとつです。
おんぶを実際に体験
講座では、おんぶについても学びました。おんぶができるようになると、赤ちゃんと一緒に過ごしながら家事などに取り組みやすくなる場面もあります。実際に体験することで、抱っことはまた違う赤ちゃんとの関わり方を知る機会となりました。
参加者からは、「おんぶを覚えられたら家事がとても捗りそうです!」という声も寄せられました。毎日の育児の中で感じる負担を少しでも軽くするために、赤ちゃんにも抱く人にも心地よい方法を知っておくことは、大きな助けになります。
講師紹介
越路 綾子(こしじ あやこ)
一般社団法人ボディセンス・インスティテュート 理事 / 関西エリアマネージャー
骨盤調整ヨガ・ベビーヨガ・産前産後マタニティヨガ・赤ちゃんのやわらか抱き方講座 講師
産前産後のご家族に寄り添いながら、身体の整え方や赤ちゃんが心地よい抱っこの専門知識をわかりやすく伝えている。
離乳食の「これでいいの?」をみんなで考える
後半は、管理栄養士の辻井侑里子さんを講師に迎え、離乳食について学びました。離乳食が進むにつれて、食べる量や食べ方、食材の好みなど、気になることも増えていきます。今回の講座では、食べムラや好き嫌い、食べ物を噛まずに飲み込んでしまうこと、食べ物で遊んでしまうことなど、日々の食事で感じる悩みを取り上げました。
食べない・噛まない・好き嫌い……離乳食の悩みを共有
離乳食は、月齢だけで一律に進めるのではなく、赤ちゃんの発達や食べる様子を見ながら、食材の形状や硬さ、量などを調整していくことが大切です。また、食べるときの姿勢や足元の安定も、食事の環境を整えるうえで意識したいポイントです。毎日の食事で困っていることを振り返りながら、赤ちゃんの様子に合わせてできる工夫について学びました。
好き嫌いも、子どもの成長を知る手がかりに
食べ物の好き嫌いや食べ方には、一人ひとりの違いがあります。講座では、子どもの好みや食べやすい形状に目を向けながら、食材の調理方法を工夫することや、大人が食べる姿を見せることなども紹介されました。
苦手なものを無理に食べさせるのではなく、食べられるものを大切にしながら、少しずつ食への興味を広げていくことがポイントです。また、納豆や豆腐など、別の食材を取り入れるといった、家庭で実践しやすい工夫についても学びました。
手づかみ食べや、食べることへの興味を大切に
手づかみ食べは、食べ物を目で見て、手で触れ、口に運ぶ経験にもつながります。一方で、手づかみ食べを好まない子もいます。無理に進めるのではなく、その子に合った方法を探しながら、食べることへの興味を育んでいくことが大切です。
講座では、実際の食事をイメージしやすいよう、かぼちゃのおやきなどのメニューも紹介されました。離乳食は毎日続いていくものだからこそ、頑張りすぎず、家庭で取り入れやすい方法を見つけていきたいですね。
「最初の1000日」を支える食事と関わり
赤ちゃんの成長にとって、妊娠期から乳幼児期にかけての食事や関わりは、大切なテーマのひとつです。講座では、日々の食事に悩んだときに一人で抱え込まず、必要に応じて専門家に相談することの大切さも伝えられました。
離乳食には、すべての赤ちゃんに当てはまるひとつの正解があるわけではありません。赤ちゃんの成長や家庭の状況に合わせて、無理なく続けられる方法を見つけていくことが大切です。
講師紹介
辻井 侑里子(つじい ゆりこ)
管理栄養士
7代続く和泉市の農家「辻井農園」にて畑の料理教室を主宰。産婦人科での栄養指導や特定保健指導にも携わっている。「ママが笑顔でいられること」を大切に、妊産婦さんと赤ちゃんの身体を守る家族のごはんや、免疫力を高めるかんたん栄養学をわかりやすく発信。農家と管理栄養士という両方の視点から、無理なく続けられる食の工夫をサポートしている。
子育てを支える会場と地域のつながり
ゴールドサポーター・会場提供|いずみの農業協同組合(JAいずみの)
「人が大切・緑が大切」を理念に、地域に根ざした豊かな暮らしを支えるJAいずみの様。昨年度に引き続き、今回の両親学級でも、岸和田市にあるJAいずみの本店を会場としてご提供いただきました。
JAいずみの様は、地域のつながりを深める活動にも力を入れておられます。20~30代の女性を対象とした学びの場「アイズカレッジ」や、自主的な活動を楽しむフレッシュミズ「いずみん」など、地域の人々がつながり、共に成長できる環境づくりに取り組まれています。また、直売所「愛彩ランド」に並ぶ新鮮な農産物をはじめ、地域の食と暮らしを支えるさまざまな活動を展開されています。
こうしたJAいずみの様の「地元の食と人を守る」という想いは、今回の「離乳食講座」とも深く重なります。赤ちゃんの成長を支える毎日の食事は、家族の暮らしや地域とのつながりにも関わる大切なものです。地域に根ざした活動を通して、パパ・ママが安心して子育てに向き合える環境づくりを支えてくださるJAいずみの様に、心より感謝申し上げます。
ゴールドサポーター|生活協同組合コープ自然派おおさか
国産オーガニック(有機)野菜を中心に、食品添加物をできる限り使用しない安心・安全な食品を届ける生活協同組合です。今回も講座開始前にブースを設けていただき、参加者の皆さんにジュースの試飲をご提供くださいました。妊娠・出産・子育てを迎えるご家族が、食や暮らしについて考えるきっかけにもなる、温かなサポートをいただきました。
地域の企業・団体の皆さまに支えていただきながら、妊娠・出産・子育てを迎えるご家族が安心して学び、交流できる場をつくっています。
協賛企業・後援団体
ゴールド協賛
いずみの農業協同組合 / 学校法人常盤会学園 大阪常盤会大学附属いずみがおか幼稚園 / コーナン商事株式会社 / 生活協同組合コープ自然派おおさか / 株式会社セルビス / 社会福祉法人豊中福祉会 / 西川歯科医院 / 株式会社フラット・フィールド・オペレーションズ / mimi保育園 / 医療法人仁齢会 みやざき歯科
シルバー協賛
株式会社E’toile / おやこカフェmamarest / 株式会社川上自動車鈑金塗装 / 澤田株式会社 / J-CLICKタップ・アイリッシュダンススタジオ
後援
大阪府 / 堺市 / 和泉市 / 泉大津市 / 岸和田市 / 高石市 / 忠岡町
(敬称略・50音順)
協賛・寄付のご案内
本企画は、一般社団法人ボディセンス・インスティテュートが企業・団体様からのご協賛により「非営利」で運営しているプロジェクトです。「社会全体で子どもを育む」という本趣旨にご賛同いただける方は、ぜひご協力をお願いいたします。
団体概要
名称:一般社団法人ボディセンス・インスティテュート
代表理事 高橋 由紀
所在地:富山県富山市黒瀬北町2-1-2 D-BASE 2階
拠点:Roots of Life TOYAMA(ルーツオブライフトヤマ)
事業内容:子育て支援者研修・ボディワーカー/ヨガインストラクター育成・講師派遣
活動エリア:富山県・石川県・大阪府
URL:https://bodysence.jp


