2018年の“衣替え前線”、東京は9月20日ごろ 残念な結果にしない夏物衣料の洗濯・収納方法

ライオン株式会社(代表取締役社長・濱 逸夫)では、洗濯行動に関する調査や研究を行い、その結果に基づきお洗濯情報を発信しています。2018年の夏も終盤となり、衣替えとともに必要となる「夏物しまい洗い」に向け、ライオンお洗濯マイスターの大貫 和泉が来年もきれいに衣料を着るための洗濯・収納術を紹介いたします。

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2018年衣替え前線

1. 2018年の“衣替え前線”、東京は9月20日ごろ
夏から秋にかけて、最低気温が20度を切ると、長袖を着はじめるなど衣替えを意識するようになります(2015年、当社調べ)。そこで、最低気温が20度になる予測日を「2018年衣替え前線」として、作図しました(図1、協力:一般財団法人 日本気象協会)。
“衣替え前線”の日付を過ぎるとだんだん夏物は着用しなくなっていきます。今年の夏に着た衣類は、きれいに洗濯をして、来年も気持ちよく着ることができるように、収納しましょう。

図1:2018年“衣替え前線”
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2. 夏物の洗濯で特に気をつけたいポイント
夏物衣類は、水洗いできるものが多く、気軽に家庭で洗濯ができるものもあります。しかし、洗濯の仕方によっては、不本意な仕上がりになってしまうことがあり、元に戻すことが難しくなります。そこで、特に夏物衣類の洗濯で失敗しがちな「黄ばみ・ニオイ」「縮み・型くずれ」「色あせ」対策について、ご紹介します。

■失敗事例1 黄ばみ・ニオイ
洗って収納したはずの衣類が、翌シーズンに出してみると、黄ばんでいたり、ニオイがすることがあります。この原因のひとつは、「洗濯しても落としきれなかった皮脂汚れ」です。皮脂汚れは、時間の経過とともに酸化することで変質し、黄色みを帯びたり、ニオイがしたりします。こうした黄ばみやニオイを防ぐためには、収納前の衣類に皮脂汚れをできるだけ残さないことが重要です。しまい洗いのときは、汗のつきやすいエリや袖、ワキが当たる箇所に、洗剤を直接塗布してから洗濯をすることがおすすめです。

図2:ワキが黄ばんでしまったブラウス
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■失敗事例2 伸び縮み・型くずれ
サマーニットやカットソー、スカート、パンツ、Tシャツ・ポロシャツなどは、お洗濯で伸縮したり、首のヨレなどの型くずれをおこしたりしてしまうことがあります。こうした型くずれは、特に購入後初めて洗濯をするときに起きやすく、一度型くずれを起こしてしまうと元に戻すことが難しくなります。
型くずれを防ぐためには、洗濯ネットに入れて衣類を保護し、「型くずれ防止効果のあるおしゃれ着用洗剤」を使用して洗濯機の「弱い水流のコース」を使用する、あるいは手洗いで洗濯をします。衣類にあった干し方をすることも大切です。

図3:丈が縮んだサマーニット(左)
図4:丈が縮んだスカート(左)
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■失敗事例3 色あせ
色あせは、紺や黒、緑、鮮やかな色彩の赤など濃色のカラーの衣類で起こりやすい失敗です。主な原因は2つあります。まず外干しの際、日光による紫外線で色あせが起こる可能性があります。紫外線には色素を分解する作用がありますので、大切な衣類は日陰に干す(あるいは部屋干しをする)ことをおすすめします。どうしても日光が当たってしまう場合には、衣類を裏返しにして干しましょう。収納時に直射日光が当たらないようにすることも大切です。
もうひとつの色あせの原因としては、水道水の塩素があります。水道水には衛生上必要な微量の塩素が含まれていますが、この塩素が衣類の色柄に作用してしまうことがあります。洗濯中の塩素による色あせを防ぐには、「色あせ防止効果のあるおしゃれ着用洗剤」を使うことがおすすめです。

図5:丈が縮み色あせした紺のTシャツ(左)
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3.「夏物しまい洗い」のお洗濯 基本の手順
洗い方のポイントをおさえて、キレイに、失敗なく、洗いましょう。
(1) 洗濯表示は必ず確認!
洗う前に「洗濯表示」を見て家庭で洗濯できるかを確認しましょう。

(2) 前処理をします
汗のつきやすいエリや袖、ワキが当たる箇所に、洗剤を直接塗布してから洗濯をします。

(3) 洗濯機のコースと洗剤を選びます
基本的には、洗濯表示に従って洗濯機のコースを選びます。「大切にしている」「色が気に入っている」「型くずれをしたくない」といったお気に入りの衣類は、弱い水流のコースで、おしゃれ着用洗剤を使って洗いましょう。また、サマーセーターなどのニット類は、標準コースで洗えるものであっても縮みを防ぐために、弱い水流のコースや手洗いにすることがおすすめです。

(4) 洗濯ネットに畳んで入れる
洗濯機で洗濯をする場合は、他の衣類とのからまりや型くずれを防ぐために、洗濯ネットに入れましょう。プリントや装飾がある衣類、レース素材、摩擦を防ぎたい衣類や洗濯中の色あせを防ぎたい衣類などは、裏返しにしてから洗濯ネットに入れましょう。

(5) 干し方
形を整えて、日陰に干します。ブラウス・シャツ・Tシャツなどは、肩幅にあわせたハンガーを裾から入れて、パンツやスカートは、角ハンガーなどを使って筒干しにしましょう。ニットは、ハンガーにそのまま干すと伸びてしまうので、平干しするか、竿にかける場合は身頃を二つ折りにして干しましょう。

図6:家庭洗濯ができることを示す洗濯表示
図7:洗剤をワキ部分に直接塗布
図8:洗濯ネット1枚には1枚の衣類
図9:半そでニットは身頃を二つ折りにして干す
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(6) 収納
吊るすと伸びやすいニット類は、収納ボックスに、立てて収納しましょう。収納じわがつきにくく、引き出しの中も見やすくなります。衣類をボックスに入れ終わったら、衣類の一番上に防虫剤を置いて虫食い対策をします。立てて収納をすると防虫剤の効果も行き渡りやすくなります。
型くずれやしわを避けたいスーツ、スカート、パンツ、プリーツのあるブラウスなどは吊るして洋服ダンスやクローゼットへ入れておきましょう。

図10:収納はボックスに立てて収納
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ライオン株式会社 お洗濯マイスター 大貫 和泉(おおぬき いずみ)
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消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。2児の母親としての経験と研究活動を融合し、主婦・母親・女性目線で日々のお洗濯に役立つ情報をお伝えします。

※ライオンの生活情報メディアLideaでは、関連したお洗濯情報を紹介しています。
検索: ライオン Lidea
URL : https://lidea.today


■夏物のしまい洗いに活躍するおしゃれ着用洗剤『アクロン』、2018年9月改良新発売

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(左から)
アクロン フローラルブーケの香り
本体450ml/オープン価格
アクロン ナチュラルソープの香り
本体450ml/オープン価格

<商品特長>
(1) おしゃれ着コース(※1)などの弱い水流でも、汚れ・ニオイをしっかり落とす
洗浄成分に浸透性の高い界面活性剤を採用しているので、弱い水流でもすばやく繊維に浸透、汚れをすっきり落とします。
(※1):洗濯機に搭載されているやさしい水流のコース

(2) 洗濯時の縮み・色あせ・しわ・型くずれを防ぐ
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(3) 2つの成分が繊維をコーティング。毛玉や着用によるテカリの発生まで防ぐ
シルキータッチ成分が繊維同士の摩擦を抑え、洗濯中のみならず、着ている間のこすれ毛玉もできにくくします。また、洗うことで、制服やスーツ(※2)などのテカリを目立たなくするとともに、繊維保護成分(SAPA)の働きで着用によるテカリの発生も抑えます。
(※2):ウォッシャブルタイプ

(4) 1日着用した後の首元・袖口などの伸び・ヨレをケアして整える

(5) 洗濯機のおしゃれ着コースなら、すすぎは1回でOK。ダメージケア効果が向上
泡切れがよく、洗浄成分が衣類に残りにくい処方で、洗濯機の弱い水流のコースでも、従来2回のすすぎ回数が1回で洗濯できるようになりました。すすぎ1回で洗濯をすると、節水・節電・時短になるだけでなく、衣類へのダメージケア効果も向上します。

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(6) フローラルブーケとナチュラルソープ(微香タイプ)、2種類の品揃え


<アクロンのブランドサイト> http://acron.lion.co.jp/

<消費者の方> お客様センター 0120-556-973


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