抗ストレス効果あり!ビタミンの一種パントテン酸とは?

パントテン酸とは?どんな働きがある?

パントテン酸は水溶性のビタミンで、ビタミンB群の一種です。
免疫交代の合成や解毒作用、脂質の代謝を促したり、副腎皮質ホルモンの合成などエネルギー代謝に欠かせない働きをになっています。

ストレスを和らげる効果があるとされる副腎皮質ホルモンの生成に関わっているため、パントテン酸は「抗ストレスビタミン」としても知られています。

 

パントテン酸の1日の目安摂取量

18~49歳の男性で5㎎、50歳以上の男性で6㎎、18歳以上の女性で5㎎程度の摂取量が大体の目安とされています。
パントテン酸はギリシア語で「至る所に存在する」という意味を由来としているほど、さまざまな食品に含まれています。また、腸内細菌によっても作られており、通常の食生活をしていれば不足することはあまりありません。

 

パントテン酸が不足するとどうなる?気をつけるべきポイント

パントテン酸が不足すると、初期症状として疲れやすくなったり食欲不振、便秘などの症状が現れ、さらに目眩や動悸、進行すると体の痛みや臓器不全などさまざまな不調を引き起こすとされています。

基本的に欠乏することは少ないと言われているパントテン酸ですが、コーヒーなどカフェインを含む飲み物やアルコールを多く摂取する人はパントテン酸を多く消費するため、多めの摂取が必要であると言えます。

 

パントテン酸を多く含む食品


パントテン酸は肉類、きのこ類、乳類、魚介類、豆類などに主に含まれていますが、前述した通りさまざまな食品に含まれています。
特にパントテン酸が多く含まれる食品としては、鶏の肝臓/豚の肝臓/乾燥しいたけ/挽きわり納豆などがあります。
これらは一般的なスーパーなど身近なところで入手でき、調理もしやすい食材ですので、パントテン酸の摂取に向いていると言えるでしょう。