涙ポロポロ、鼻水がタラタラ。つらーい花粉症の季節がやってきました。今回は、花粉症の症状をやわらげてくれると今注目のレモンバームのハーブティーをご紹介します。
最近、花粉症にはミントやシソなどのシソ科のハーブに含まれるポリフェノールが有効という研究結果が出ています。数あるシソ科のハーブの中でも、レモンバームが抗アレルギー作用で高い効果があることが実証されたとのことです。レモンバームのロズマリン酸というポリフェノール化合物が、鼻づまりなど不快な症状をやわらげるのです。
レモンバームの効能
レモンバームは、古代からこのハーブを飲むと長生きをし、記憶力が高まるといわれ、長寿のシンボルとされてきました。また、「気分を陽気にさせる」として、アロマテラピーを行う医師やハーバリストは不安やゆううつ状態、不眠症などの症状に用いてきました。お茶として飲まれるだけでなく、フレッシュハーブは、魚、肉料理、オムレツ、サラダやワイン、リキュールなどの香り付けに利用されます。さわやかな香りが好まれて、香水としても人気ですが、純粋な精油は希少価値が高く、高級品とされているそうです。
レモンバームのお茶は、レモンの香りがしても味に酸味がないので、ほんのりとした甘みが楽しめます。また、このハーブには鎮静効果や神経の疲れをとる効果があり、花粉症のゆううつな気分を明るくしてくれるはたらきもあります。
<レモンバームティーの入れ方>
1.ティースプーン1〜2杯(1人分)のレモンバームのドライハーブを温めたティーポットに入れ、熱湯を注ぎ5〜10分蒸らします。
2.温めたカップに濾しながら注ぎます。お好みでレモンやハチミツ、オリゴ糖などを入れてもいっそう美味しくいただけます。