日焼け防止・アンチエイジングにも!リコピンの抗酸化作用

インナービューティー栄養素辞典

インナービューティーを目指して、カラダの内側から美しくなろう!

カラダの内側から美しくなるために必要な栄養素を毎月厳選して解説する、コラム「インナービューティー栄養素辞典」。第19回は「リコピン」。抗酸化作用のある栄養素です。

 

リコピンとは?

トマトなどに多く含まれる、天然の赤い色素です。
カロテノイドの一種で、代表格のトマトのほか、スイカや柿などにも含まれています。
リコピンは抗酸化作用を持っており、悪玉コレステロールの酸化を防ぐことからさまざまな健康に良い効果をもたらしてくれます。

 

リコピンの効果

体が酸化すると、老化の進行や肌荒れ、生活習慣病や動脈硬化、がんなどの原因となることがあります。
その要因となる活性酸素は増えすぎてしまうと体内トラブルの元になるので、食事などでコントロールする必要があります。
リコピンは、その活性酸素をコントロールしてくれる栄養素として大変期待できます。以下はリコピンに期待できる主な効果です。

アンチエイジング

リコピンには活性酸素を抑える抗酸化作用の効果があるため、老化防止、つまりアンチエイジングの効果が期待できます。

日焼け防止

活性酸素は、紫外線を浴びることで発生します。そしてその紫外線の侵入を防ぐためにメラニンが生成され、日焼けにつながります。
リコピンが体内にあると、紫外線によりできる活性酸素を軽してくれるため、メラニンお生成抑制にもなり日焼け防止となります。

病気を防ぐ

リコピンの抗酸化作用により、血管の老化を防ぐことができ、つまり動脈硬化を予防することができます。血流が改善し、体全体を健康な状態に導く効果が期待できます。

ダイエット効果

上記の通り、血管が抗酸化作用により若く健康に保たれ血流の循環が良くなることでダイエット効果も期待できます。
体の細部まで栄養が行き届くことで代謝も上がり、冷え性の改善や肥満の防止につながります。

血糖値の抑制

リコピンは血糖値の上昇を抑えるインスリンホルモンの働きを促進する効果があります。
そのため、高血糖や糖尿病の予防になります。

 

リコピンを摂取方法は?

効率的な摂取方法

リコピンを多く含んだ食べ物の代表としてトマトが挙げられます。
生で食べることでも摂取できますが、加熱することでリコピンが含まれる細胞碧が崩れ、体内での吸収率が上昇します。
また、リコピンは油に溶けやすい脂溶性の特性がありますので、オリーブオイル等と一緒に調理するとより吸収率が高まり効率的に摂取することができます。

一日の摂取目安量

リコピンの一日の摂取目安量は15〜20mgと言われています。
目安として、生トマトでは2個、トマトジュースでは約1杯程度g理想と考えられています。